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建設業界で多く見られる「ヒヤリハット」の事例

2021.12.25
分類:その他
建設業界は危険な業務が多いため、実際に現場で働く作業員が、重大な事故に発展したかもしれないと感じた出来事である「ヒヤリハット」の情報を収集し、周知しておくことが必要です。 特に建設現場で多く見られる「ヒヤリハット」には、 転落・墜落 転倒 飛来・落下 激突・激突され 挟まれ・巻き込まれ などが挙げられます。 それぞれどのような内容なのか紹介していきます。

転落・墜落によるヒヤリハット

建設現場の枠組み足場上での移動作業で、番線につまずき転落しそうになったものの、とっさに枠組足場の筋交いにつかまりまぬがれるといったケースです。 現場の足場は段差をなくすように組み立てることが必要であり、事前に点検で番線や紐など足が引っかかりやすい部分は放置しないことが必要となります。 また、事前の点検が不十分であれば、たとえばツメ取付け部の劣化に気がつかないこともあるため、足場板の事前点検は必ず行うことが必要です。

飛来・落下によるヒヤリハット

ガウジング飛沫に溶接用電気コードをまたいで飛散防止板を設置し、ガウジング作業を行っていたとき、コードを片づけるため飛散防止版を動かすとガウジング飛沫が作業服に飛散してきたというケースもあります。 飛散防止板を動かすときにはガウジング作業者に声掛けを行うようにし、ガウジング作業を開始するときには周辺の片付けを行って飛散防止板の位置を定めておくようにしましょう。 また、溶接用電気コードは作業の邪魔にならないように引くことが必要です。

激突・激突されによるヒヤリハット

トラックに積んだ資材をクレーンで資材置き場に下ろす作業をしているとき、つり荷が揺れ旋回したため、玉掛け作業者に激突しそうになったというケースもあります。 クレーン作業で地上にいる玉掛け作業者は、つり荷に近づかないようにすることが必要であり、つり荷が旋回しないように支えが必要なときは荷にロープを結び引っ張りながら作業を行うようにしましょう。

挟まれ・巻き込まれによるヒヤリハット

鉄骨を移動式クレーンで吊り上げようとクレーン車の位置を決めていたとき、仮置きしていたアウトリガー受け用補強鋼板とフロートの間に指を挟まれそうになったというケースです。 クレーン車の位置決めは最初にアウトリガーを張り出しフロートの位置を決めましょう。 必要に応じ、補強鋼板はその位置に設定し、運転者と他の作業者の合図など作業手順として明記しておき、周知しておくことが必要です。