経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

保険の加入を断られた人必見!医療保険の変換制度とは?

2017.06.01
分類:医療保険

日本は保険大国と呼ばれ、全体の7割以上の人が何らかの保険に加入しています。しかし、加入後数年経ち病気をしてしまい、新規の保険の加入を断られる人もいるでしょう。
このような場合には、保険の変換制度があることを知っておくと大変便利です。
保険の変換制度について詳しくみてみましょう。

 

【保険の変換制度とは】


保険は、いつでも被保険者の意向で解約をして新しい保険に加入することができますが、新しい保険に加入する場合告知や、審査が必要になる為、被保険者の既往症や、持病の有無によっては加入ができない場合もあります。
このような場合は、保険の変換制度を利用しましょう。保険の変換制度とは、一定の条件のもとで、元の保険金額を限度額として告知や審査なしで新しい保険に加入する事ができる制度です。
また、以前加入していた保険に解約返戻金があればそれを受け取ることができます。
ただし、保険料は加入した年齢によって決まる為一般的には上がる事が多くなります。

 

【保険の変換制度を利用した一例】


例えば、病気などで新たな保険に加入するのが難しい人が、現在加入している定期保険が満期で終わってしまうため、終身保険に切り替えたいと希望した場合、保険の変換制度を利用できます。
この場合、定期保険の保険金額内で終身保険に健康告知なしで加入する事ができます。
保険料は、その時の終身保険のものになるため高くなりますが、病気で保険に新たに加入できない人にとっては、健康告知なしで加入できる為大変有効な手段と言えるでしょう。

 

【変換制度の注意点】


変換時には下記のような注意点がありますので、気を付けましょう。
・一般的には、変換後の保険金額は変換時の保険金額以下になります
・便利な保険の変換制度ですが、この制度を取り入れていない保険会社もある
・多くの場合保険料が上がる為、家計の負担を考えながら慎重に行いましょう

 

【まとめ】


保険の変換制度について、理解できたでしょうか?保険の変換制度は、保険会社から大々的に宣伝などはしておらず、一般的にはあまり知られていません。
しかし、健康の告知がない為、入退院や手術をした場合でも変換の条件を満たせば保険に加入する事ができるため、大変有効な手段と言えます。
保険の満期が近い方や、病気や手術などをして保険の加入が出来ない人などはぜひ、この保険の変換制度を検討してみるとよいでしょう。