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重要!医療保険には入るべき?医療保険の必要性について

2017.07.07
分類:医療保険

私達はいつ、どこで病気や事故に遭うかわかりません。このような事態になった場合、本人や家族は病状については勿論ですが、入院費用などの金銭的な事も気になります。入院時の治療費や、手術費用などを補填してくれるのが医療保険です。医療保険には、2種類ありますが、保険の必要性について見てみましょう。

 

【2種類の医療保険】


日本は、全ての国民に加入が義務付けられている公的医療保険と、任意加入の民間の医療保険があります。
公的医療保険では、収入や年齢に応じて自己負担額が決められており多い人でも3割の負担で医療を受けることができます。また、月の医療費が高額になった場合は「高額療養費制度」というものがあり、支払い過ぎた医療費を払い戻してくれる制度もあります。
更に病気などで働けない状態になった場合に給料の3分の2を保障してくれる休業保障制度もあり医療費や生活費等の補填をしてくれます。
民間の医療保険では、公的医療保険で賄えない治療費を補填してくれたり、医療保険の対象外である先進医療、がんなどを重点して保障を受けたい場合にお勧めです。

 

【民間の医療保険の必要性】


では、民間の医療保険の必要性はどれくらいあるのでしょうか?これは、一概には言えません。例えば、医療費が多くかかった場合に収入が多い、貯蓄が多い人などは民間の医療保険に加入していなくても、治療費の支払いに困ることはありません。しかし、貯蓄も少なく、毎月の収入が少ない場合は高額療養費制度を利用しても、8万弱医療費が必要になること、入院が長期化した場合のリスクなどを考えると万全とは言えません。
また、がん家系であったり、喫煙歴のある人、持病のある人、健康に自信のない人などは病気になるリスクが高くなりますので、民間の医療保険の必要性は高くなります。
特に公的医療保険の給付対象外となっている、先進医療を利用した治療を行いたい場合は、保険が適用されず全額自己負担になりますので注意が必要です。

 

【まとめ】


このように考えると、医療保険の必要性は人それぞれだという事がわかります。高額な治療費がかかっても、きちんと貯蓄ができている人、収入が多く家計の負担が少ない人、病気になるリスクの低い人などは医療保険に加入しなくても、毎月貯蓄をするなどして万が一に対する備えをしておけば十分でしょう。
医療保険に入るべきか、どうかを考える際には上記のようなことを参考にしながら専門家に相談をして検討していくとよいでしょう。