骨折は、日常生活のちょっとした出来事やスポーツなどで起こる身近な怪我です。
骨折をして担当医から骨を固定するためにギプスをすると伝えられた人もいるでしょう。
ギプスをすると、その部分が圧迫し、日常生活にも支障がでるので多くの人が1日でも早く外したいと願います。
ギプスを外すタイミングや注意点などをみてみましょう。
骨折をした場合、必ずギプスで固定をするのではなくシーネなどで骨を固定する方法もあります。
特に、固定をすることで本来は動かすことで働く靭帯が、本来の働きを忘れてしまうケースもあり完治するまでの期間が遅くなる場合もあります。そのため痛みや腫れがない軽症の場合は、ギプス固定をしない場合が多いようです。
一方ギプス固定をするのは、重症な骨折や捻挫などの場合です。靭帯の損傷がひどく関節や筋肉などに腫れや、損傷、出血が見られる場合はギプス固定をすることが一般的です。
このような状態では、ギプスで固定せずに動かさず負荷をかけることで損傷や炎症を強めるリスクがあるからです。
ギプスをしていると自由に装着部を動かすことができないため、早くギプスを外して元通りに動けるようになりたいと思う人は多いものです。
骨折をしてギプス固定をした場合、いつまで装着しておく必要があるのでしょうか?
骨折をしてギプスを外すタイミングは、骨がある程度くっついて固定を外しても動かない状態になるまでと考えておきましょう。
この期間を固定期間と言いますが、固定期間は小さな子供、成長期の子供、大人、高齢者など患者の年齢によっても異なりますがおよそ1~2か月程度でしょう。
特に高齢になるほど骨の修復には時間が掛かりますし、転倒しただけで簡単に折れてしまうので注意が必要です。
高齢者が骨折をすると、そのまま寝たきりになったり認知症を発症するリスクもあります。
ギプス固定をしている間の注意点も確認しておきましょう。
固定期間の過ごし方は安静にしているのが一番です。
しかし、固定期間に全く筋肉を使わないと一気に筋肉が落ちますので、もとの生活に戻る前には自分でできるリハビリを主治医と相談しながら少しずつ行っていきましょう。
骨折をしてギプス固定をした場合、外すまでの期間は人それぞれですがその間の過ごし方によっては早く外すことも可能になりです。
自分でできるリハビリをしたり、カルシウムの多い食品を摂ったりする様に心がけましょう。