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骨折した場合の応急処置!温湿布か冷湿布かどちらが有効?

2018.03.26
分類:医療保険

骨折した時には、温めた方が良いのか、冷やした方が良いのか悩む人も少なくありません。
痛みや、腫れの有無、損傷の程度にもよりますが骨折した場合の基本的な治療法についてみてみましょう。

 

【冷やす?温める?】


骨折をした直後から炎症が強い2~3日間は基本的に患部を冷やすことが大切です。
この期間にしっかりと冷やすことで、患部の痛みや腫れを抑えることができるのです。
骨折直後から3日程度は冷やし、その後痛みのピークを越えたら温めて患部の血行を促すことが基本的な治療になります。
患部の血行がよくなれば、骨折の回復も早くなります。
しかし、靭帯の損傷や手術をした場合には2~3週間程度は温めない方がよいでしょう。
また痛みが引いたからと言ってすぐにリハビリを開始する人もいますが無理に患部を動かすと炎症や痛み、腫れが再発することがありますので注意しましょう。

 

【温湿布と冷湿布の役割】


温湿布と冷湿布には、それぞれ役割が異なり症状によって使い分ける必要があります。
冷湿布には、メントールなどの成分が多く含まれているため患部を冷やす役割があります。
また炎症を抑える成分も含まれているため、骨折直後から患部を冷やし腫れや痛みを和らげる役割があります。
温湿布は、基本的に患部の痛みを和らげます。
これは温湿布に含まれる唐辛子成分カプサイシンによって血行が促進されるため、患部の温度を上げる作用があるからです。
骨折後、腫れや痛みが引いたら患部を温め血行をよくすることで回復を早めるためには温湿布を使うと有効です。
温湿布、冷湿布の効果や効能をよく知ることで更に骨折の症状を改善させることができるのです。

 

【痛みや炎症が残っている間は冷やす】


夜間や休日などに骨折をして、医療機関を受診するまでに時間がある場合は、自宅でアイシングなどを行うと効果的です。
一般的なアイシングの方法として、氷、コールドパック、冷湿布、コールドスプレー、などがあります。
冷やすタイプの冷感湿布は主に赤く腫れたり、熱を持ったり、痛みがある急性期に使用します。
冷湿布は打撲や捻挫、骨折、肉離れなどで用いることが多くあります。
患部に痛みや炎症、腫れがある間は基本的に冷やすと覚えておくとよいでしょう。

 

【まとめ】


骨折は私達の身近に起こる怪我ですが、痛みや腫れ、炎症の有無などによって冷湿布か、温湿布かを使いわけることが大切です。
また骨折直後には、しっかりと患部を冷やすことがその後の回復にも大きな影響を与えることを覚えておきましょう。