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がんの検査費用はがん保険から給付される?保険の適用について

2017.05.29
分類:ガン保険

がんの検診を受けた場合、その検査費用は保険から給付されるのでしょうか?がん検診の費用は思った以上に高額になる場合も多く、検査費用が保険の対象になるかどうかは、被保険者にとっても大きな問題になります。
保険の適用について詳しくみてみましょう。

 

【がん検診費用は保険からでる?】


がん検診は、病気になる前に受ける検診になる為保険は適用されず、検査費用は保険から給付されません。
がん検診の費用は、病院や検査内容によっても変わりますが、検査機器が高額の為費用も高額になりがちです。
一例として、国立病院の検査費用を見てみましょう。

 

【検査費用の一例】


総合検診は、男性で9万~10万円、女性は137,000円程度かかります。
単独検診の場合もそれぞれみてみましょう。
肺がん3万5千円、大腸がん3万1千円、消化管がん5万1千円、女性がん6万8千円、乳がん2万円となっています。
これらを見ると、どれも結構な検査費用が掛かる事がわかります。
病院によっても金額は違いますが、すべての検査をすると20万円弱必要になります。

 

【検査費用を安くする為に】


がん保険で検査費用が給付されないなら、どうにかして検査費用を安く済ませたいと思う人も多いはずです。
そこで、がんの検査費用を安くする為には下記のような方法があります。

・自治体のがん検診を利用する
各自治体で行われているがん検診を利用すれば、数百円~数千円で済ます。場合によっては無料で受けられるものもある為、自治体に確認してみましょう。

・がん検診無料クーポンを利用する
厚生労働省では、2009年以降一定の年齢に達した人を対象に「がん検診の無料クーポン券」を送付しています。
対象となる検診は、大腸がん、乳がん、子宮がんになります。それぞれ無料クーポンが送付される年齢が違いますので漏れのないように検査をしましょう。

・がん検診助成制度を利用する
自分が加入している健康保険組合のがん検診助成制度を利用し、受けられる制度があります。
保険組合によって受けられる制度は違いますので、一度問い合わせをしてみると良いでしょう。

 

【まとめ】


がんの検診費用は、がん保険の給付対象にはなりません。しかし、がんは今や日本人の二人に一人はなる病気と言われている為、がん検診は定期的に行っておきたい検査です。
また、がん保険へ加入していない人はがんになってからは加入が難しくなる為保険への加入も検討しておくべきです。