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生命保険の相場!みんな死亡保険の保障額はいくらにしている?

2017.07.25
分類:死亡保障

結婚や就職、住宅の購入などを機会に生命保険への加入を検討する人も多いことでしょう。ここで気になるのが、平均的な保険金額です。生命保険に加入する際の参考として、保険料の相場について知っておくとよいでしょう。

 

【死亡保険金の相場】


生命保険文化センタ―の調べによると、本人が死亡した場合に支払われる保障額の平均は、男性が1,882万円で女性が876万円でした。年代別に見ると下記のようになっています。

20代
男性 1,410万円
女性 855万円

・30代
男性 2,323万円
女性 946万円

・40代
男性 2,460万円
女性 1,032万円

・50代
男性 2,245万円
女性 960万円

・60代
男性 1,130万円
女性 652万円
男性は、30~50代で万が一に対する保障額が大きくなっており、特に働き盛りで家族を養う責任の大きな40代ではピークになっていることがわかります。
女性は、男性ほど大きな保障はつけていませんが、ピークは同じく40代になっておりその後保障額は緩やかに下降してきます。

 

【必要保障額とは?】


必要保障額は、今まで家計を支えていた人が亡くなった場合に遺された家族が今後生活するのに必要な費用のことを言います。現在のように共働き世帯が多い場合は、夫婦どちらかに万が一のことが起こった時は生活が一変する危険もあります。このような世帯では、万が一のリスクに備えそれぞれに保障が必要になるでしょう。
必要保障額を算出する際には、遺族年金や、預貯金等を差し引いた不足額を計算しこれを生命保険で補うのが基本的な考え方になります。

 

【理想と現実の差】


多くの男性は、自身に万が一のことが起こった場合どれくらいの保障額を希望しているのか調査すると、その結果は2割の人が5千万円以上で、次いで2~3千万円が18%となっています。平均額を見ると男性は3,172万円、女性は1,463万円となっています。男性では、実際の保障額と1,300万円、女性の場合でも約550万円程度の差があることがわかります。
これは、本人の充足感にも影響しており生命保険の保障額に対して充足感ありと答えた人は全体の約3割で、充足感なしと答えた人は約6割に上っています。この結果を見ると半数以上の人が自分の生命保険の保障額に満足していないことになります。
しかし、必要となる保障額はそれぞれの家族構成や、年収、社会保険の加入の有無、ローン残債の額などによって変わってきます。これらはあくまで参考程度として捉え、自分に必要な最適な保障額を調べ、必要な保険に加入することが大切です。