経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

従業員の死亡保険は必要?従業員に保険をかけるメリットとは

2018.01.31
分類:死亡保障

企業にとって、そこで働く人は何ものにも代えがたい大切な宝です。従業員がいるからこそ、企業は物を作ることができ、商品を売り業績を上げることができるのです。そんな従業員に対して、企業が死亡保険に加入する必要性やメリットなどについて考えてみましょう。

 

【企業が従業員を失うリスク】


会社にとって、従業員を失うリスクには主に下記のようなことがあります。
・従業員が死亡するリスク
・従業員が病気または怪我により働けなくなるリスク
・従業員が退職するリスク
このようなリスクはいつ発生するか予測できません。しかも、ひとつでも起こると社内はたちまち混乱し、社内だけでなく社外にも大きな損害や、損失が発生します。
今までその人が行っていた仕事を他の人がするようになったり、仕事を引き継ぐ為の人材の育成も必要になるでしょう。その職種が特殊であればあるほど、専門性が高ければ高いほどそれに代わる人材の確保は難しくなります。
企業にとって、従業員を失うリスクは事業だけに影響を及ぼすものではなく、死亡した場合は遺族に対して、死亡退職金を支払ったり、病気や怪我の場合はお見舞金を用意しますし、退職した場合には、退職金を支払うことになるため、それなりの資金が必要になります。

 

【従業員に対する保険の必要性】


このようなリスクに備えるためには、従業員に対してそれぞれの目的にあった保険に加入して万が一に備えておくと安心です。

・死亡リスク
従業員が死亡するリスクに対しては、契約者と受取人を会社にしておき、従業員を被保険者としておけば死亡保険金は会社が受取ることができ、それを遺族の死亡退職金に充てることができますので会社の現金が減るリスクは少なくなります。また、会社が従業員に対して支払った保険金は損金に充てることもできます。
従業員の病気や怪我に対するリスクには、医療保険に加入しておくと安心です。そして、退職金として保険を活用する場合は、満期のある生命保険に加入しておけば満期金を退職金として活用することができます。
このように、従業員の死亡や、退職時の備えとして保険に加入し、これをうまく活用することで、企業の資金不足や万が一に対する備えにもなります。

 

【まとめ】


このように従業員に対する死亡保険に加入することで、企業はいつ発生するか分からない突然のリスクに対して確実に資金を確保することができたり、保険料を損金扱いすることで法人税の軽減も期待できます。
経営者は、事業を長く継続させていくためにも従業員のさまざまなリスクには万全の備えをしておきたいものです。