就業不能状態になった場合のリスク!住宅ローンが返済不能になる?
住宅を購入してローンを組む際に多くの人は、団体信用生命保険に加入することになると思います。この保険は、契約者に万が一のことがあった場合に保険会社が住宅ローンの残債を代わりに支払ってくれるものです。住宅ローンの契約をするとほとんどの金融機関で加入が義務付けられています。しかし、この保険にも実は盲点があったのです。
【就業不能になるリスク】
契約者が死亡したり、高度障害によって住宅ローンの返済ができなくなった場合に代わりに支払ってくれるのが団信生命保険です。しかし、契約者が特定の病気や怪我によって就業不能になった場合にはこの保険は適用されません。
もしも大きな病気や怪我をして一命は取りとめても、医師から長期間の療養や入院が必要と言われることもあるでしょう。このような場合、すぐに仕事を再開して今までと同じように収入を得ることは難しくなりますし、団信保険で住宅ローンの残高が相殺されることもありません。
就業不能になるリスクは誰もがもち合わせており、死亡や高度障害と同じくらい大きなリスクがあることを忘れてはいけません。
【就業不能に備える】
就業不能に陥るリスクに備えるためには、就業不能保険以外にも住宅ローンの疾病保障で備えることができます。
住宅ローンを組む際に加入するケースが多い団信生命保険には、疾病保障というのを付加することができます。疾病保障は、契約者が就業不能になるリスクに備えることができます。
例えば、就業不能になった場合住宅ローンの返済が一時的に免除されたり、住宅ローンの残高がゼロになる仕組みになっています。
最近では、低コストで疾病保障を付加できるものも多くありますので就業不能リスクに備えたい人はぜひ検討してみてください。
就業不能保険は、契約者が就業不能になった場合毎月給付金が支払われるもので、契約時に給付金の額と保険期間を決めます。
【給付金の使い道が限定されない】
疾病保障は、就業不能状態になった場合住宅ローンの返済が一部免除されたり、住宅ローン残高がゼロになるというメリットがあります。
これに対して、就業不能保険は給付金として受け取るため更に広範囲の就業不能リスクに備えることができます。
給付金を住宅ローンの返済に充てたり、子供の教育費に充てたり、生活費など使い道は限定されていません。
【まとめ】
就業不能リスクと住宅ローンの返済について理解できたでしょうか?私達は現在健康で元気でも、いつ大きな病気や怪我をして就業不能に陥るか分かりません。その時に慌てないために万が一に対する備えは誰もがしておくべきでしょう。