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いざという時に役立つ!介護保険サービスを利用できる年齢

2017.05.16
分類:介護保障

40歳以上で企業に勤めている方や、公務員の方は給料明細に「介護保険料」という項目があるのを知っていますか?ほとんどの場合毎月の給料から天引きされている為、気づいていない人もいるかもしれませんが、いざという時の為に介護保険制度についてしっかりと理解しておきましょう。

 

【介護保険制度】


介護保険制度は、65歳以上の「第一号被保険者」と40歳以上64歳未満までの医療保険加入者からなる「第二号被保険者」を対象にしています。介護保険制度では要介護度に応じて利用できる様々なサービスがあります。
サービスを受ける為には、市町村に申請をして認定を受ける必要があり、第一号被保険者は要介護状態になった原因を特に問われませんが、第二合被保険者の場合、特定疾患のみが対象になるため注意が必要です。
納める保険料は、民間企業の場合月々の給料とボーナスに対して保険料率をかけて計算されます。その際、会社が介護保険料の半分を負担してくれる事になっています。
自営業者の場合は、市町村によって算出方法が違いますが一般的には所得に応じて保険料がそれぞれ決められています。

 

【介護保険制度を利用できる年齢】


介護保険サービスは、上記のように第一号被保険者と、第二号被保険者に分類され
65歳以上で市町村に申請をして、介護が必要と認められた人は疾病に関係なく利用できます。
但し、第二号被保険者に該当する人も15の特定疾患の対象者で、市町村に申請をし、要介護認定がおりれば介護サービスを利用する事が出来ます。対象となる特定疾患については、厚生労働省のホームページに記載されていますので確認しておきましょう。

 

【介護保険制度の必要性】


現在日本は高齢化が急速に進んでおり、高齢化に伴う介護の負担が深刻な問題になっています。
例えば、退職後の年金生活で介護が必要になった場合介護に対する経済的負担は勿論ですが、家族や周囲の精神的、肉体的負担はとても大きくなります。
更に介護期間は長期化する傾向にあるため、介護をする側にとっても心身ともに大きな負担になるのです。
このような状態を軽減してくれる制度が「介護保険制度」で介護保険では要介護度に応じて、デイケアやデイサービス、福祉用具の購入、取り付けなどの一部費用の負担などを行っています。

 

【まとめ】


自宅で介護をするにしても、今までの室内は段差も多く危険があります。バリアフリーに改修したり、トイレや、階段などに手すりを付ける場合は思った以上に金額がかかります。
また、家で介護をするのは家族にとっても精神的に大きな負担になります。週に何回かデイサービスを利用するだけでも、気持ちが随分と楽になると思います。
是非、介護保険制度を正しく理解し利用できるサービスは積極的に利用していき、家族の経済的、精神的、肉体的な負担を少しでも少なくしていきましょう。