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介護保険で利用できるデイケアサービスは?デイケアのメリット

2018.04.10
分類:介護保障

介護保険は、自分の老後や家族を介護することになった場合にサポートしてくれる大変心強いサービスです。
特に、高齢化が進む日本では「自分には関係ない」「両親や配偶者もまだまだ元気だ」と思っていても日常生活においていつ介護が必要になるかわかりません。介護保険で受けられるサービスの1つデイケアについて詳しくみてみましょう。

 

【デイケアとは】


デイケアは、別名「通所リハビリテーション」とも呼ばれ老人保健施設・病院・診療所などの施設において日帰りでリハビリを提供するサービスを言います。
デイケアの目的は利用する人が自立した生活を送れるようになることで、運動機能の向上、栄養改善、口腔機能の向上などがあります。
主なサービスとして、筋力や体力の維持、関節の萎縮予防、個別トレーニング指導、歩行練習、寝返り、起き上がるなどの基本動作訓練、入浴、排泄などの日常生活動作訓練などを行います。

 

【デイケアを利用できる人】


デイケアは、介護保険の中の居宅サービスに含まれます。デイケアを利用するには、まず本人が住んでいる自治体に介護保険の申請を行い、認定を受けることです。
介護認定を受ける際には主治医の意見書が必要になります。意見書に「心身機能の維持と回復、日常生活の自立のためのリハビリテーションが必要」であると書かれた場合デイケアを利用することができます。
実際には、要介護1~5の認定を受けた人がデイケアの対象となりサービスを受けることができます。また、要支援1、2の方は介護予防デイケアを受けることができます。このように、要介護度によって介護保険で受けられるサービスや、給付される上限が異なりますので注意しましょう。

 

【デイケアを受けるメリット】


デイケアサービスを受けるメリットについてもみてみましょう。デイケアを受ける場合のメリットは下記のようなものがあります。
・設備や機器が充実しているためさまざまなリハビリができる
・医療機関よりもより専門的な知識や技術を持った医療スタッフが多い
・病状が急変した場合にも迅速に対応できる医療スタッフがいる
・自宅までの送迎、食事、入浴などリハビリ以外のサービスも受けられる
・介護をしている同居家族の負担を減らせる
・同年齢の他の利用者とコミュニケーションをとる事ができ希望や自立に繋がる
などがあります。

 

【まとめ】


介護保険でデイケアを利用するには、要介護1以上の認定を受ける必要があります。また実際にデイケアを利用する場合は、利用料、設備、リハビリ機器、スタッフの数、雰囲気、リハビリ以外のサービスの有無などについて事前に施設を見学して確認しておくと安心でしょう。