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損をしない保険選び!加入するなら掛捨てと貯蓄どっちがお得?

2016.10.13
分類:その他

生命保険は大きな保障が必要になる為、保険料も他の保険に比べて高くなります。だからこそ無駄な保険料を払って損をしたくないと考えている人は多いでしょう。生命保険に加入する場合掛捨て型と貯蓄型どちらがお得なのか詳しく調べてみましょう。

【保険料の違い】

掛捨て型と貯蓄型保険料にも随分と差があります。掛捨ては若い時の保険料は安いのですが年齢が上がるにつれてだんだん高くなります。これに対して貯蓄型は初めから終わりまで保険料はずっと変わらず高めに設定されています。30歳男性で保障内容も同じ金額(500万円)の場合、保険料にどれくらいの差がでるのか試算してみましょう。

定期保険(掛捨て型)の場合

30~40歳の10年間毎月の保険料は1,190円で年間142,800円

40~50歳の10年間毎月の保険料は1,805円で年間216,600円

50~60歳の10年間毎月の保険料は3,355円で年間40万2,600円

30年間の合計支払い総額は76万2千円になります。

終身保険(貯蓄型)の場合

30~40歳までの10年間毎月の保険料は1万455円で年間12万5,460円になり30年間の支払い総額は376万3,800円になりおよそ5倍もの差になっています。

【解約返戻金】

金額だけ見ると驚きますが終身保険の場合解約返戻金があります。実際の解約返戻金は各保険会社によって違いますが60歳まで払い込み解約をした場合は400万~1千万円という保険会社もあるようです。払い込み期間中の途中解約の場合でも70%位の解約返戻金があると言われています。これに対して掛捨て型は毎月の保険料は安いですが返戻金はありません。

【どちらがお得?】

結局、掛捨て型と貯蓄型を比べる事はできないのです。それは掛捨て型が保障分だけの支払いになる為、保障期間がすぎると保障はなくなります。保険料は保障に対しての支払いになるので解約後にも当然返戻金などは戻ってきません。貯蓄型は保障に対する保険料と貯蓄を一緒に行っている為解約後には保障部分以外の貯蓄部分が返金されるという事になります。そもそも両者の保険は性質が全く違う為比較する事は難しいのです。

【まとめ】

保険金を確実に遺族に残したいと思う人や一生涯の保障が必要な方は貯蓄型に入る事をお勧めします。しかし子供が成人すれば保障はいらないと考えている人や貯蓄は自分で投資や資産運用をしてしっかりやっているので必要ないと考えている人は保障だけの掛捨て型で十分でしょう。このように自分に合った保険のタイプを選び加入する事が自分にとって損のない保険であると言えるのです。