経営者・従業員向け保険情報ラボManagement and Employees Information Lab

間違われやすい骨折とひびの違いをもう一度再確認しよう!

2018.03.19
分類:その他

骨折と、ひびは非常によく似ておりその違いをはっきりと説明できる人は少ないのではないでしょうか?医学的には「ひび」も骨の連続性がないという点では骨折に含まれます。
骨折とひびの大きな違いを詳しくみてみましょう。

 

【骨折とは】


骨折は、外から何らかの力が加わることによってひと塊だった骨が完全に、または部分的にずれた状態をさします。
骨折の種類は多くありますが、大きく分類すると2つに分けられます。
1本の骨が2本または複数本に折れて完全にずれてしまった状態を完全骨折と言います。
一方完全にはずれてはいないが、ひびが入った状態を不完全骨折と言います。
骨折は、ずれた骨が大きく動くため非常に激しい痛みを伴います。
しかし中には、痛みを伴わない骨折もありこの場合自分自身でも骨折をしたことに気づかないケースがあります。
例えば、胸椎は動きにくい場所でそこを圧迫骨折すると痛みがわずかで気が付きにくく、そのまま放置されてしまう危険があります。
圧迫骨折を放置したままでいると、隣にある骨にも負担が掛かり骨折するリスクがありますので、少しでも異変を感じたら早めに整形外科などを受診する様にしましょう。

 

【骨折とひびの大きな違い】


ひびも医学的には骨折の部類に含まれますが、大きな違いは完全に骨がずれて折れた状態なのか、完全にはずれてはいないが骨の内側が部分的に壊れた状態なのかという点でしょう。
しかし、ひびでも患部が膨れ上がったりするケースは少なくありません。
ひびが入った程度なら、病院にまでいかなくてもいいだろうと放置せずに、痛みを伴う場合や腫れが見受けられる場合は早急に医療機関を受診しましょう。
何日も激痛が引かない、腫れがある、内出血があるなどの場合は、素人判断をせずひどくなる前に診察を受けるようにしましょう。

 

【骨折やひびの原因として多いもの】


では、骨折やひびはどのような場面で発生しやすいのでしょうか?骨折の原因としてはいくつかありますが、高齢者の骨折原因として最も多いのが転倒です。
高齢者は骨がもろくなっており、ちょっとした段差でもつまずき骨折をしてしまう危険があります。
家の中で、滑りやすいもの、つまずきやすいものなどは排除して日常生活で骨折のリスクを減らすことが大切です。

 

【まとめ】


骨折とひびの大きな違いは理解できたでしょうか。
日常生活で、骨折のリスクを減らすことはもちろんですが、骨折もひびもそのまま放置せず異変に気づいたら早急に医療機関を受診することが大切です。