就業不能保険の特徴と他の保険との違い
【はじめに】
もし病気やケガで何カ月も働けなくなったら、その間の出費はどうしようかと悩んだことはありませんか?自分や知り合いがケガや病気をしたとき、そういった不安を抱いた経験はあると思います。そういった方向けに「就業不能保険」というものがあります。
「病気のときの入院なら医療保険があるし、万が一のときは生命保険で備えているから大丈夫」
そう思っている方もいるかもしれませんが、果たして長期の入院や就労不能で医療保険は賄えるのでしょうか?
今回は、就業不能保険の特徴と他の保険との違いについてお話していこうと思います。
【長期就労不能保険って何?】
がんや心疾患・脳血管疾患といった重病にかかったり、突然のケガや事故で体に重い障害が残った場合、長期の入院か在宅療養を余儀なくされ、今まで通り仕事を続けることが難しくなります。
そういった就業不能時に心配される主なことは「入院・手術の治療費がかかること」「仕事ができなくなり収入が減ること」という二つがあります。
「仕事ができなくなったときの経済的負担に備える保険」それが就業不能保険です。
【就業不能保険と他の保険との違い】
上記のように就業不能保険は、治療費や就業不能期間中の経済負担に対して備える保険です。
なんとなくイメージできていても、その具体的な内容まで踏み込んで理解している方は少ないかもしれません。では、以下に他の保険との違いをいくつか挙げてみましょう。
・長期療養が保障される
基本的に医療保険は病気やケガで入院・手術をした際の短期的な治療費を補償する保険です。さらに医療保険では入院した際の保障限度日数は1回の入院で60日から120日と設定されていて、保障の給付条件は入院・手術のみ。
そういった観点から医療保険だけで、長期入院・就業困難時の経済負担を全てまかなうことは難しいでしょう。
・収入保障保険や所得補償保険との違い
名前が似ているため就業不能保険・収入保障保険・所得補償保険を同じような保険と考えている方も多いと思います。
万が一のとき毎月給付金がでて補償してくれることは共通していますが、これら3つの保険は、その目的に応じて区別されます。
収入保障保険は「高度障害状態または死亡した場合、残された家族を経済的に支援するもの」です。その意味では、収入保障保険は死亡保険に近い種類の保険だといえます。
一方、所得補償保険・就業不能保険は「働けなくなった場合の収入を補填するためのもの」です。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか?
今回は、就業不能保険の特徴と他の保険との違いについてまとめてみました。今回の記事の内容を踏まえながら、実際に就業不能保険に加入するかどうか検討してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。