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飲食業界で注目される人手不足解消のためのAI導入とは?

2019.12.04
分類:その他
飲食業界の抱える大きな課題として取り上げられることの多い人手不足の問題。 実際、飲食店の8割は人手不足問題を抱えている状況の中で経営を続けているとも言われています。 人手不足により、限られた従業員で長時間労働を強いることとなれば、労働の負担が大きくなり離職者が増え、さらに人手が不足するという悪循環を招きます。 働き方改革が進む中で、早期に飲食業界の人手不足問題を解決させなければなりませんが、解決策として現場に人工知能であるAIを活用する方法が検討されているようです。

人工知能AIでできることとは?

ハードワークが原因で人材が定着しにくい飲食業界では、人を雇用するたびに新たな教育を行うことが必要になります。 そこで、問題を解決するために人工知能AIによるシステムを活用すると、同じ説明を何回も繰り返すという手間を省くことができます。 繰り返し教えることは時間もかかりますし、教える側もストレスを抱えることになるでしょう。 また、教えてもらう側もわからない点を何度もききにくいこともあるでしょうが、AIに教育する内容を一度覚えさせておくことで、教えてもらう側も気軽にききやすくなるはずです。

AIで接客業務も可能?

そしてAIが直接接客を行う方法を活用すれば、オーダーの受け付けや料理のサーブ、要望に応えることも容易になります。 また、外国人の方が来店した場合、英語でのコミュニケーションなどもAIなら可能となるでしょう。 カメラと連携させることで、料理や飲み物がなくなった時に注文を促すこともできるでしょうし、他のスタッフの業務を大幅に軽減させることが可能となります。

働き方改革は推進されていても…

国は働き方改革を推進していますが、必要だとわかっていても業務量を減らし休暇を増やすことが難しい場合もあります。 スタッフ一人が抱える業務の量を抑え、休暇を増やすためには対応できる人員が必要なのです。 しかし人手不足が続く飲食業界で、いくら働き方改革をすすめられてもどうしようもないこともあるでしょう。このような場合において、人工知能AIを導入すれば、人が行わなくてもよいことや雑務などを任せることが必要となるのです。 予約の受け付けにマニュアルの共有化など、AIを活用するほうが業務効率化に繋がりやすくなります。人手不足が嘆かれる飲食業界で、AIを活用することは今後、さらに注目されるようになるかもしれません。