運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送ドライバーを募集するときに選択したい求人方法とは

2022.06.03
分類:経営

運送業のドライバーは人手不足が深刻化していますが、ますます増える物流・輸送ニーズに対応できない状況となるため、一刻も早く求人広告など出すべきといえるでしょう。

しかし実際に求人広告を出しても、運送業でドライバーとして働く希望者が集まりにくく、人手不足解消につながっているとはいえません。

既存のドライバーの負担を軽減するためにも、ドライバーの数を増やすための募集活動は重要ですが、どのような求人方法を選ぶべきなのか説明していきます。

ドライバー確保に向けた適切な求人媒体とは

人手不足が深刻化する運送業のドライバーを、できるだけ多く集めるためにはどの求人媒体を選ぶかが重要です。

最近ではインターネットを通じた求人媒体を活用するケースが多いですが、ネット情報だけでは十分といえないこともあります。

企業の規模がある程度大きく、たとえば全国に支社や営業所がある運送企業であれば、インターネットを使って幅広く応募者を集めることができるでしょう。

しかし知名度が低く、規模の小さな運送会社がインターネットを使って募集しても、公式サイトを見つけてもらうことすら難しい場合もあります。

そもそも小規模の運送会社の場合、地域に密接したドライバーを募集することがほとんどのため、ハローワークや求人誌、新聞の求人欄などの求人媒体を使ったほうが効果を期待しやすくなるでしょう。

 

自社の強みをアピールした求人広告を

効果が期待できる求人媒体を使っても、ドライバーとして働きたいと希望する方が集まらないという場合、他の募集との差別化を図るようにしましょう。

自社の強みを明確化し、求人募集が目立つような工夫が必要です。

たとえば福利厚生の充実性や新人教育を強化していることをアピールすることなどが挙げられますが、他社よりも魅力を感じられる内容を盛り込むことがポイントといえます。

今求められている条件や待遇などを把握し、改善できる部分は見直してニーズに対応できるようにしていきましょう。

 

採用基準を見直しで応募者が増える可能性大

ドライバー募集では、多くが即戦力となる人材を求めていることでしょう。

しかし、女性や未経験者などのドライバー希望者も、採用枠に含めることで応募者を増やす可能性を広げることができます。

採用基準が高ければ、その分、応募できる人材も限定されてしまいます。

もし応募者が少ないと感じるときには、採用基準の見直しを行うことでそれまでであれば不採用だった応募者の何割かを、新しくドライバーとして迎え入れることができるようになるでしょう。