運送トラックを購入する場合、新車と中古車のどちらを選ぶべきか迷ってしまいがちです。
中古車は価格が安いことが最大のメリットである反面、メンテナンスに不安を感じることも多いため、ニーズに合うトラックを選択することが必要といえます。
今は製造技術も進歩し、新車の方が必ず優れているともいえないため、遜色ない状態の中古車を選べば、お得に購入できます。
そこで、運送トラックの中古車について、メリットとデメリットを簡単に紹介します。
中古トラックを選ぶメリットは主に以下の3つです。
・短期納車を実現できる
・生産終了モデルが手に入る
・コストパフォーマンスが高い
それぞれ簡単に説明します。
トラックは受注生産品のため、製造ラインの稼働状況などの影響を受けます。
新車の場合、納車までの期間が長くなりがちになるのに対し、車両が既に完成している中古車であれば、納車までの時間が短縮されます。
気に入った生産モデルがあっても、生産終了すれば新車での購入はできません。
しかし中古車なら、すでに生産終了している欲しいモデルも販売されている可能性もあり、見つかれば購入できます。
新車は本体価格に加え、オプションや架装価格が加わり、高額です。
しかし中古トラックなら、使用年数や走行距離で価格が設定されるため、耐用年数以内のトラックで安く購入できる可能性があります。
製造技術向上や販売店の整備力が高くなったため、費用対効果も上がってきたといえます。
中古トラックを選ぶデメリットは以下の2つです。
・コンディションに差がある
・オプションや仕様の変更が難しい
それぞれ簡単に説明します。
新車はコンディションが同じであるのに対し、中古車は年式・車種・グレードが同じ場合でも、メンテナンスや使用状況でコンディションに差が出ます。
ディーラーオプションとは異なり、製造工程で装備されるメーカーオプションは、購入後の装備ができません。
トラックの基本構造に関わるものを変更しにくいのは、中古トラックのデメリットと感じる場合もあります。
パワーゲートやクレーンなどの架装を追加したいときは、陸運支局で構造変更手続を行うことで、架装変更できます。