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運送会社の経営のコツとは?利益向上を目指す上で必要な3つを紹介

2025.07.02
分類:経営

運送会社の経営においては、人材確保やコスト管理、利益率の向上などが重要な課題です。

 業務を効率化し、生産性を向上して競争を勝ち抜く戦略が求められます。

 赤字続きでは事業継続が厳しくなるため、経営が悪化しないためにもコツを押さえた事業運営が重要です。

 そこで、運送会社の経営のコツについて、利益向上を目指す上で必要な3つを紹介します。

運送会社の経営のコツとは

 運送会社の経営のコツとして、以下の3つが挙げられます。

 ・生産性向上に取り組む

・コスト削減を徹底する

・優良顧客を見極める

 人材確保はもちろんのこと、コストや運行管理を徹底し、顧客との良好な関係構築などは欠かせません。

 現場の効率化を図りつつ、利益向上を目指すことが重要といえるため、上記3つを詳しく説明します。

  

生産性向上に取り組む

運送会社の経営のコツとして、生産性向上に取り組むことが挙げられます。

物品の移送で報酬を得る事業は、労働集約型の事業です。

そのため、たとえばニーズの高いアプリを開発し、大量のユーザーを獲得するなどの方法で収益を上げることはできません。

ただし、急激に需要が減るリスクは抑えられます。

多少の技術革新があった場合でも、企業・店舗・一般消費者に対する運送の仕事がゼロになることはないでしょう。

ただし、生産性を向上させるために、積載量・実働率・実車率などを具体的に把握・改善し、運行時間を上げる工夫などが必要です。

 

コスト削減を徹底する

運送会社の経営のコツとして、コスト削減を徹底することが必要です。

爆発的に売上や利益を上げられる業種ではないものの、堅実に利益を出せる業種といえます。

コスト削減に取り組むのであれば、梱包材などの消耗品を抑えること、配送ルートの見直しなどが必要です。

 

優良顧客を見極める

運送会社の経営のコツとして、優良顧客を見極めることが必要です。

起業したばかりの時期は、依頼された仕事はすべて請け負い、実績を増やすことに徹底することが多いといえます。

確かに実績を増やすことは必要であるものの、利益率が低い仕事ばかり請け負えば、効率が下がり利益は上がりません。

優良顧客を選び、無理のない付き合いを続ければ、事業展開や設備投資なども検討しやすくなるでしょう。

手あたり次第に仕事を引き受けるのではなく、顧客と業務の質を見極める営業を行うことが必要です。