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物流現場で携帯電話などスマートデバイスを活用することは合理的?

2021.01.22
分類:経営

物流現場で携帯電話の用なIT機器が使用されることが多くなってきました。

商品の入荷・出荷の作業のときでも、簡単に持ち運びできる無線式の端末、ハンディターミナルなどを使っていることもあるでしょう。

そして現在では、価格も安く機能も多彩なスマートデバイスが出現したことで、物流現場でスマートデバイスの活用が少しずつ広まってきたといえます。

なぜ携帯電話などスマートデバイスが注目されるように?

スマートデバイスがいろいろな分野で活用されるようになっているのは、性能そのものが向上したことに加え、アプリケーションが充実したことなどにあります。

携帯電話であるスマートフォンをハンディターミナルやバーコードリーダーとして活用することも可能となり、物流現場で使われていた高価格で使い慣れるまで一定時間のかかるハンディーターミナルのデメリットも埋めることが可能となったのです。

スマートフォン・タブレットなどのスマートデバイスは、11台に限らず、1人が何台も所有するほど普及しています。

その性能は高く向上しているものの、価格も安くなってきていることで、新たにハンディターミナルを購入して操作を覚えるより効率的で合理的といえるでしょう。

これは物流現場に限った話ではなく、今後はスマートデバイスを活用した業務が進むと考えられます。

 

物流現場の作業を効率化できる

携帯電話であるスマートフォンを物流現場で活用する際、業務効率化において期待が持てることとして、検品・ピッキングといった庫内業務を効率化させること、さらにハンディ端末や車載器として代用することによるコスト削減が挙げられます。

見やすい大きめの画面から、詳細な情報を伝え商品画像の表示も可能なので、ピッキングや検品作業にも役立つことでしょう。

さらに紙のピッキングリストのイメージのまま、画面に表示させながら作業を行うこともできます。

 

他にもスマートデバイスの活用はこのようなメリットが!

他にも携帯電話であればGPSや通信機能が搭載されていますので、倉庫内以外のトラックや移動先でも使用が可能です。

ただし、現段階では物流現場での利用における耐久性や、バーコードの読みにくさといった部分での課題は残った状態です。それでも現場で活用するシーンを選択することで、従来のハンディターミナルよりも役に立つ機器として使用できると考えられます。