新型コロナウイルス感染拡大の影響により、日本経済の低迷や市場の縮小・均衡などで、運送業も顧客や取引先の目が厳しくなっていると感じていることでしょう。
その中でも顧客から選ばれ生き残るためには、リーダーシップのある方を職場のリーダーとしていく育成の取り組みが必要といえます。
規律を守り、明るさを保つことができている職場では、従業員同士がしっかりとコミュニケーションを取れており改善意欲も旺盛です。
このような職場の場合、仕事や管理の仕組みを継続・改善させていくサイクルができているといえますが、気配りもでき仕事にも前向きな姿勢なので取引先や顧客からクレームが入っても迅速に対応できます。
プラスのサイクルを生むには、前向きで意識が高い職場リーダーが必要です。
職場リーダー次第で職場の雰囲気はプラスにもマイナスにもなりえるため、周囲にプラスの影響を与えてくれるリーダーシップのある方を職場リーダーとして選びましょう。
規律を守り、明るく気配りができる職場づくりに欠かせないのが職場リーダーですが、5人に1人のリーダーを育成していきましょう。
職場リーダーを育成するときのポイントとして、次のことが挙げられます。
どのようなリーダーを求めているのか、リーダー候補者の現状と特性を確認しながら、本人と合意した上で任せることが必要です。
リーダーが自己改革し、行動で見本を示していくことが必要となるため、研修で理論を先行させたとしても実践することが大切と認識しておきましょう。
実践を通しながら、だんだんと身に付け習慣にすることで、リーダー自身が成長しながら他の従業員の見本ともなり、信頼関係を高めつつ職場が改善されていくはずです。
リーダーだけに任せるのではなく、一緒に職場を改善させることへ取り組んでくれるサブリーダーを作ることも大切です。
一人で職場全体を変えることは難しくても、サブリーダーがいればいろいろな面でサポートしてもらえます。
リーダーとサブリーダーが考え方や取り組みを統一させ、互いに理解しあえる関係を築いていることで、更に多くのメンバーを巻き込むことが可能となりチーム運営の土台をつくりあげることができます。
職場リーダーの育成には、研修や面談など、落ち着いて考えることができる日常業務の場とは違った場や時間を確保することも必要です。