日本の物流を支えるトラックドライバーは、請け負う仕事により業務内容や運転時間が異なります。
運送業で長距離運行するトラックドライバーの場合、車中で過ごす時間も長時間に及ぶため、疲労が蓄積しやすくなることに注意が必要です。
車中泊が必要になることもありますが、工夫すれば快適に時間を過ごすこともできます。
そこで、トラックで車中泊するときにあると便利なグッズについて解説します。
トラックドライバーのうち、大型トラックを運転するときには長距離運行することがほとんどです。
そのためトラックの中で過ごす時間が長くなりますが、連続した運転時間は4時間までであり、4時間ごとに30分以上休憩時間を確保することが必要とされています。
休息期間は1日に8時間以上取り、1日の拘束時間は13時間以内、延長する場合でも16時間以下という決まりがあります。
1日の拘束時間が15時間を超えてもよいのは1週間2回までであり、2日間続けて働くときの1日の拘束時間は9時間までです。
どれほど長距離を運転しなければならないときでも、規定に従い休憩や休息をとることが必要となります。
実際、大型トラックの座席シート後部には休憩スペースが設けられていますが、休憩できる場所が見つからなければ休憩スペースを利用した車中泊を行うこととなるでしょう。
トラックで車中泊するとき、疲れを溜めることなくゆっくり体を休めるためには、専用グッズをうまく活用したほうがよいでしょう。
車中泊でも快適な時間を過ごすことができるように、車内に備えておきたい便利グッズは次の4つです。
夏場なら通気性が良く涼感のあるクッション、冬には体を温かく包み込む布団などを備えておくことで、睡眠や休憩の時間を快適に過ごすことができます。
日が高く昇っている時間帯は日光が気になって眠れないこともあり、駐車場によっては照明など強く夜でも快適に眠れないこともあります。
そのような状況に備えるため、遮光カーテンやアイマスクを準備しておくとよいでしょう。
夏場は扇風機やサーキューレーターを利用すれば冷暖房を効率化することができます。
運転も空気を循環させれば、車内の温度を一定に保つことができるでしょう。
シガーソケットから電源を取るタイプや、アダプターを経由するUSBタイプなどがありますが、充電式電池を利用するタイプならエンジンを切っても使えます。
エンジンが停止しているときでも使用可能となるヒーターやクーラーがあれば、長時間エンジンのアイドリングを行わず快適に車内で過ごすことができます。