様々な産業や業界で人手不足が深刻化していますが、運送業もその1つです。
そこで、なぜ運送業界に人が集まらず人で不足に悩まされているのか、その実態や背景、具体的な対策などを紹介していきます。
運送業界は深刻な人材不足状態ですが、その原因として考えられるのは次の4つです。
・高齢化と若手人材の不足
・低賃金のため
・長時間労働
・3Kなどネガティブなイメージが強い
トラックドライバー不足となっている原因を見ると、運送業界に魅力を感じる人が減少しているからと考えられます。
そこで、運送業界の人手不足を解消するため、次の4つの対策を検討するようにしてください。
トラックドライバーとして働く方の性別は男性が多く女性比率は3%以下と言われています。
しかし現場の労働力を確保するためには、男性に限定せず女性も積極的に採用することが必要となります。
国土交通省も「トラガール促進プロジェクト」などで女性ドライバーを増やす取り組みを行っているため、検討していきたいところでしょう。
ただし女性ドライバーを増やすのなら、産休・育休に対応できる体制を整備することや、力仕事などの負担を軽減する取り組みも必要です。
また、女性専用のトイレや更衣室などを設け、仕事をしやすい環境作りも進めていくことが求められるでしょう。
職場や労働環境を見直し改善させることで、既存の人材が定着するようになり、新たな雇用にもつながりやすくなります。
特に長時間労働改善や有給取得推進などを進めることで、人手不足解消の一歩になると考えられます。
ネガティブなイメージが強い運送業界では、働きやすい制度を取り入れることや福利厚生を重質させることで、イメージがアップし人が集まりやすくなるでしょう。
採用業務を効率化することで、少ない人員で時間もかけず、多くの求職希望者に出会うことができます。
たとえば複数の求人媒体への掲載を一元化する採用管理ツールを導入することなどがその例です。
効率化させたほうがよい採用業務は主に次のような流れで行われます。
①採用計画を立てる
②予算を策定する
③求人を掲載する
④応募者の対応を行う
⑤面接を実施する
⑥入社までフォローや交渉などを行う