運送会社はブラック企業が多いというイメージが強いですが、人材不足を解消するためにはホワイト企業と呼ばれる職場環境をつくることが必要です。
そこで、ホワイト企業と認められる運送会社の在り方や、押さえておきたい4つのポイントについて説明していきます。
トラック運送会社がホワイト企業と認めてもらうためには、次の4つのポイントを確認し、できていない項目があれば改善するようにしましょう。
トラックが汚れた状態であれば、日ごろから洗車する余裕もないほど業務が忙しく清掃を担当する人員もいないといえます。
しかしトラックの清掃が行き届いていれば、業務に必要な人員が確保できており、洗車を行う時間の余裕もあると判断できるため、ホワイト企業を見極める重要な項目といえるでしょう。
また、トラックやドライバーは運送会社の顔と考え、常に清潔感のある状態を保つようにするべきです。
・ドライブレコーダー
・バックモニター
・衝突被害軽減ブレーキ
・車線逸脱警報装置
など、トラックに安全装置を備えている企業はホワイト企業であることが多いといえます。
安全に対する意識が高ければ、事故防止に努めるはずであり、費用をかけてでも最新装置導入を決断するはずだからです。
目先の利益のみ考えているブラック企業なら、輸送の安全にまでコストをかけようとは考えないため、バックモニターすら備えていないといったこともあります。
ホワイト企業と呼ばれる運送会社であれば、福利厚生を充実させていることがほとんどです。
たとえば、
年間休日
社会保険完備(労災・雇用・健康・厚生年金)
昇給・賞与
退職金制度
有給休暇
産前産後休暇の有無
など、充実していればいるほどホワイト企業といわれる可能性は上がります。
人材育成が重要と理解できている運送会社では、研修制度などを充実させています。
ドライバーを教育・育成することにコストと時間を惜しまず、プロとして現場で活躍できる人材に育てるのがホワイト企業です。
ブラック企業は人材育成より会社の利益を優先させる傾向が高く、未経験者なのに即戦力として早期に独り立ちさせようとする傾向が見られます。