昨今、運送トラックなど貨物車を狙った盗難も増えているため、注意が必要です。
貨物車の盗難があれば、運送会社は大きな損害を負うことになるため、防止対策に取り組むことが必要不可欠といえます。
仕事にも大きな影響を及ぼすことと、トラックだけでなく荷物まで盗まれることになるため、損害賠償責任などの対応に追われることになりかねません。
そこで、運送トラックを狙う盗難について、被害に遭わないための防止策を紹介します。
運送トラックが狙われるのは、車両や燃料費が高騰しているからです。
トラック本体ではなく、タイヤや部品などのみが盗まれることもありますが、いずれも購入する上でのコストが高騰しています。
本体丸ごと盗まれてしまうと、1台数百万円以上するため、大きな損失になるだけでなく、仕事ができません。
盗難を防止ためにドライブレコーダーを搭載することが多くなったものの、それだけでは防止策として不足することが多いといえます。
運送トラックの盗難被害に遭わないためには、盗難防犯策を実施しましょう。
メッセージや警報音を鳴らすことや、バー式のハンドルロックを施しておけば、盗むまで時間がかかるため足止めしている間に、犯人を捕まえることができます。
盗難防止アラームなど警報装置をセットしておくことで、相手を威嚇し、周囲に異常を知らせることもできるでしょう。
外周に赤外線センサーを張り巡らせておくことで、不審者の不法侵入を防ぐことができ、防犯カメラやトラックへのGPS装置の取り付けで、盗難被害にあったときの追跡も可能です。
運送会社は、常にトラックを走らせることが必要となるため、敷地内は安心と考えてトラックに鍵をつけたままにするケースもあるようです。
しかし盗難リスクが高まっている今は、たとえ敷地内でも、トラックを駐車するときは必ず鍵を抜いておくべきといえます。
防盗性の高いハンドルロックやホイルロックなどを装着しておくことで、より防犯対策につながりやすくなります。
盗難被害に遭うのは、盗まれやすい環境を作ってしまっているからとも考えられます。
不審者が現場に来たときに、盗みにくさを感じさせることができれば、何もせずに退散するはずです。
郊外などで田畑しかなく、街灯もない農村地帯の場合は、より防犯対策を強化させておかなければならないと留意しておきましょう。