トラックの衝突事故とは、2つ以上の物体・乗り物・人などがぶつかる交通事故です。
追突事故や出会い頭の衝突事故など、種類はいろいろあります。
いずれにしてもトラックが衝突事故を起こすと、巻き込まれた人だけでなく、ドライバー自身の生命にも危機が及びます。
安全に交通事故を起こさないように意識を高めて運転をすることが必要ですが、そのためにもトラックの衝突事故について、種類や追突事故との違いを簡単に紹介します。
衝突事故には、主に次の種類があります。
・追突事故
・正面衝突事故
・出会い頭事故
・側面事故
交通死亡事故の発生件数を事故類型別にみた場合、正面衝突等が最も多く、次に歩行者横断中や出会い頭衝突が多いようです。
それぞれ説明します。
「追突事故」は、前方で停止または低速走行する車両の後部に、走行中の車が衝突する事故です。
「正面衝突事故」とは、相対する方向から進行してきた車両と、向き合ったままぶつかる事故です。
「出会い頭事故」とは、異なる方向から進行してきた車両が交差するときに衝突する事故です。
「側面衝突」とは、突然横から車両が突っ込んでくることや、わき道から出てきて衝突されるといった事故です。
衝突事故と追突事故は、それぞれ以下のとおり違いがあります。
・正面衝突(相対する方向から前進してきた車両と向き合ったままの衝突)
・追突:進行中(同一方向に向かって進行中の車両間で後の車両が前の車両へ衝突)
・追突:その他(前車が駐・停車した場合で運転者が運転席に乗車している状態のとき、前進してきた車両が前車の後部に衝突)
・車両相互:出合頭(交わる方向へ進行中の車両が互いに行き合うはずみに衝突)
・車両相互:追越・追抜時(後ろから追越す車両が前の車両の横の部分へ衝突)
・車両相互:すれ違い時(対面進行中の車両間で、側方を通過する場合に車両横の部分に他方の車両が触れ合う)
・車両相互:左折時(正面衝突・追突・出合頭・追越・追抜時・すれ違い時を除き、第1当事者の車両が左折するときに事故が発生)
・車両相互:右折時(正面衝突・追突・出合頭・追越・追抜時・すれ違い時を除き、第1当事者の車両が右折する時に事故が発生)
・車両相互:右折直進(第1当事者側の車両が右折、第2当事者側の車両が反対方向から直進中の事故が発生)