病院の運送とは、主に患者の移動や、医療機器や医薬品などの輸送などが該当します。
たとえば、医療機器や医薬品などの輸送においては、適切な温度管理が可能であるなど高品質な輸送サービスが求められます。
また、医療機器輸送なども含まれますが、複数の種類があります。
そこで、病院の運送について、医療機器輸送の種類と運ぶ内容を簡単に紹介します。
病院の運送とは、医療機関内で物品を運ぶことです。
また、患者を病院・施設・自宅に移動させるサービスであり、車椅子利用者や寝たきりの方を、専用車両を利用した輸送することともいえます。
入退院・通院・転院時の患者搬送も含みますが、主に医薬品や医療器具などに対する院内配送を含みます。
医療機器の輸送は、病院や研究室の移転や機器買い替えの際に必要となります。
具体的に、以下の医療機器輸送の種類が挙げられます。
・精密機器・医療検査機器
・検体・半導体
・医薬品
それぞれ説明します。
医療機器輸送で代表的なのが精密機器や医療検査機器であり、MRI装置・X線CTスキャン装置・レントゲン機器・超音波発振装置・麻酔器などがその対象です。
上記の医療機器は特に需要が高く、中型から大型のトラックを使った輸送となりやすいといえます。
内視鏡や手術用器具などは比較的軽量なため、軽貨物車両を使った輸送となります。
医療機器輸送には、検体や半導体なども含まれます。
検体とは、検査に必要な材料であり、血液・髄液・尿・組織の一部などを含みます。
一般臨床検体・動物病理診断検体・治験検体などの種類があり、軽量なら軽貨物車両で輸送することもできます。
検体輸送や半導体輸送は、温度管理なども適切に行うことが必要となるため、冷蔵装置や冷凍装置を備えた車両を使用することが必要となります。
そのため、車載用冷蔵や冷凍庫を利用することになるでしょう。
医療機器輸送では、医薬品を病院や薬局へ輸送することも必要です。
軽貨物車や商用車を使った輸送となりやすく、決まったルートを短距離で運ぶルート配送が一般的です。
軽貨物車の最大積載量は350キロのため、医薬品輸送なら問題なく行うことができます。
病院や薬局の従業員が担当するケースもありますが、通常業務に支障をきたしかねないため、運送業者に依頼することが多くなっているようです。