病院内で扱うカルテなど、必要なものを必要な場所へ届ける業務を担当するのがメッセンジャーです。
主に病院内のカルテ運搬は、メッセンジャーや搬送システムが担います。
そのため、メッセンジャーは、患者の情報が記録されたカルテや検査結果、薬などの物品を運搬する上で、重要な責任を負うと理解しておくべきです。
搬送システムは、高速搬送・省力化・効率化に貢献します。
そこで、病院内のカルテ運搬について、搬送システムやメッセンジャーが担当する業務を紹介します。
現在使用されている搬送システムは、主に「トレイ搬送システム」です。
病院で汎用的に利用されているISO規格のハーフサイズのトレイを、搬送の単位で採用します。
それによって、個人単位の適切な容量を高頻度で搬送できるシステムとして導入が拡大しています。
また、AIを搭載した「搬送ロボット」に関しても、部分的に導入が検討されるようになりました。
「病院メッセンジャー」とは、病院内の部署と部署を結び、カルテ・伝票・検体・検査結果・書類などを運搬する業務です。
また、院内で調剤した薬を配送する薬局メッセンジャーなども存在します。
病院メッセンジャーは、デスクワークは少なく、紙カルテなどを決められた部署へ運搬する作業がメインの業務です。
パソコンのスキルは不要であり、比較的、負担の少ない仕事といえます。
患者の個人情報を扱う仕事であるため、扱いには十分な注意が必要です。
階段の多い病院内を、長時間に渡り往復移動しなければならないため、体力に自信がある方に適しています。
病院メッセンジャーは、資格や経験がなくてもできる仕事です。
そのため、医療現場で仕事をしたいけれど、資格は何もない方におすすめの職種といえます。
応募要件も比較的柔軟なケースが多く、年齢に関しても20~60代まで可能など、応募しやすい仕事です。
デスクワークやパソコン作業に自信がなくても挑戦できるため、病院内を往復移動する体力に自信がある方はチャレンジしてもよいでしょう。
なお、病院業務にメッセンジャーがいなければ、病院業務は回らないほど、必要不可欠な仕事といえます。
医師や看護師などの医療従事者を支える仕事のため、医療の仕事をしたいけれど資格や経験がない方におすすめです。