新型コロナウイルス感染拡大はいまだ収束しておらず、運送業でも気を引き締めて仕事をすることが必要となっていますが、体調不良と感じるときには新型コロナが疑われる症状ではないか確認しましょう。
自分や周囲が感染していなければ、どこか他人事のように感じる方もいるでしょうが、警戒を緩めず危機感を持って行動するべきです。
新型コロナウイルス感染症の初期症状を知っておくと、すぐにPCR検査を受けることが可能となり、もし感染していても早期に対応が可能となります。
健康被害を最小限に抑えることにつながり、運送業でのクラスターなどを発生させずに済みます。
そこで、具体的に新型コロナウイルス感染症ではどのような初期症状があらわれるのかご説明します。
新型コロナウイルス感染症では、初期症状は人により異なるものの、多くは軽度から中等度の症状で入院せずに回復します。
最もよくある症状として、
発熱
空咳
倦怠感
などが挙げられます。
時折みられる症状には、
痛み
喉の痛み
下痢
結膜炎
頭痛
味覚または嗅覚の消失
皮膚の発疹または手足の指の変色
などが挙げられます。
重篤になると、
呼吸が苦しくなったり息切れしたりする
胸の痛みや圧迫されている感じがする
言語障害または運動機能が喪失する
といった症状があらわれるため、症状が重篤なときは直ちに治療を受けることが必要です。
かかりつけ医師や医療機関にかかる前に、必ず前もって電話で連絡し、症状が軽度で他に疾病がない方は自宅療養を行うことが求められます。
新型コロナウイルスに感染し症状があらわれるまでは、平均 5~6 日とされてます。ただし長ければ 14 日程度かかることもあるため、注意が必要です。
もし発熱や風邪症状が見られ、体調不良になったときには、まずかかりつけ医など身近な医療機関に電話で症状を伝え相談してください。
受診する医療機関を選ぶことができないときや、診療時間外のときには、「受診相談センター(097-506-2755)」に相談することも可能です。
相談した後で案内された医療機関に、事前に電話で問い合わせを行いましょう。
その後、医療機関の指示に従いマスクを着用して受診し、診察してもらいますが、検査については医師が個別に判断することとなります。
体調不良で、かかりつけ医など相談したほうがよいと判断する目安としては、
・息苦しさ・強いだるさ・高熱など強い症状がみられるとき
・高齢者・糖尿病・心不全・呼吸器疾患(COPDなど)といった基礎疾患を持っている場合や、透析を受けている場合、免疫抑制剤や抗がん剤など用いているなどで重症化しやすい方に、発熱や咳など軽い風邪の症状が見られるとき
・上記以外で発熱や咳など軽い風邪の症状が続いているとき