日本の物流を支える主役といえるのが運送トラックドライバーですが、国内貨物の輸送量の約9割はトラック輸送です。
まさに日本のライフラインを支える重要な仕事といえますが、安全運転を心掛けなければ大きな事故を起こす可能性もあります。
そこで、運送業界で働くトラックドライバーに必要とされる、安全運転に向けた心得について説明していきます。
常にトラックを運転することとなるドライバーは、事故を起こさないため安全運転を心掛けることが必要ですが、その心得としておきたいことは次の7つです。
①安全運転のためにも事故を絶対に起こさない気持ちが大切
もしドライバーが事故を起こしてしまうと、会社だけでなくドライバー本人にも大きな損失をもたらすことになります。
スピードを出し過ぎない
疲れたら休憩をとる
車間距離は適度に保つ
など、安全運転を心掛けるようにしてください。
②運転マナーを守り業界全体のイメージを下げない心配り
トラックドライバーの運転マナーが悪ければ、事故につながるリスクを高めるだけでなく、トラック業界全体のイメージが悪くなってしまいます。
③おごりの気持ちは捨てること
一般車両よりも大きな車を運転することになるトラックドライバーの中には、無意識に威圧運転や嫌がらせともいえる運転を行っていることがあります。
また、急ぎや焦りなどであおり運転をしてしまうといったケースもあるようですが、安全のためにもマナーの悪い運転はしないようにしてください。
④挨拶をしっかりと心掛ける
荷主や配送先と良好な関係を保つことは重要なため、挨拶や業務の確認などしっかり行うことができるようにしておきましょう。
特に挨拶がしっかりとできれば、相手にも好感を与えることができ、信頼と安心を得やすくなります。
⑤積荷は丁寧に取り扱う
顧客が望むことは、積荷を丁寧に取り扱うことや、時間を厳守してもらうことです。
さらに集荷の際のマナーや服装なども注意することが必要といえます。
⑥清潔感を保つ
トラックドライバーは体力勝負と考え、身なりに気を使わない方もいるようですが、髪やひげなどが伸びたままの状態であることや、爪などが黒く汚れている状態ではクライアントから信頼を得ることが難しくなります。
特に食品などを運ぶドライバーの場合、清潔感を保つことが大切です。
⑦しっかり睡眠を取り快適なドライブワーク
トラックを安全に運転するためには、ドライバーも健康に注意し、良好な体調であることが必要です。
そのため、十分な睡眠や食事などを心掛け、疲れやストレスを溜めることのないような生活をおくりましょう。
長距離運転するドライバーなどは、不規則な働き方で十分に睡眠がとれていないことや、食事にも気を配れないこともあります。
ただ、こまめに休憩や休息を取り、できるだけ疲れを溜めない工夫などは必要です。