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物流業界で活躍する短距離トラックのドライバーの仕事

2020.02.25
分類:その他

トラックドライバーと耳にしたときに、真っ先にイメージされるのは長距離を走る大型トラックのドライバーかもしれません。

しかしトラックを扱うドライバーは長距離であるとは限らず、移動距離が短いケースもあります。

短距離を走るトラックのドライバーは、ドライバー自身の負担が長距離より低く、花形とはいえなくても無理なく業務を遂行しやすいことが特徴です。

短距離トラックのドライバーの仕事内容

短い距離の荷物を輸送することが主な仕事であり、長距離や中距離トラックのドライバーなら一日中のほとんどを運転に費やすことになるのに対し、短距離トラックのドライバーはずっと運転席に座っているということはありません。

移動時間は長くても5時間程度であることが多いですが、物流センターなどで荷物の積み下ろし作業などの頻度が高くなる傾向が見られます。

中長距離トラックのドライバーも荷物の積み下ろし作業は行いますが、短距離のほうが割合は高くなるため、力仕事が多くなると考えておくべきでしょう。

 

短距離トラックのドライバーの平均月収

大型免許を取得している方が望ましいと考えがちですが、主に大型免許の取得者は長距離の大型トラックを運転するときに必要になることが多いので、中型自動車免許は取得している方なら問題ないでしょう。

現在、短距離トラックのドライバーの平均月収は33万円程度であるとされていますが、こちらは正社員として働く場合です。

短距離トラックのドライバーの場合、中型免許でも運転可能な2トントラックなどの自家用車を所有している方などが契約ドライバーとして働いている場合もあります。

契約ドライバーの場合、輸送距離などで給料を計算することとなるため、短距離であることから長距離トラックのドライバーより見劣りしてしまうかもしれません。

 

ドライバーの健康を守る勤務体制を

短距離トラックのドライバーの勤務時は、輸送距離が長い場合でも5時間程度の距離であることが多いですが、13時出勤や深夜帯に勤務することも多い職種です。

ドライバーの健康を守るためにも、シフト制などローテーションを採用した勤務体制のほうがよいといえるでしょう。

 

いずれにしても人手不足が問題視されている状況

長距離トラックの場合、大型トラックで荷物をまとめて輸送することになるので、拘束時間はどうしても長くなる反面、届け先は少なめです。

反対に短距離トラックの場合、配達件数が多く拘束時間は短いという特徴がありますが、いずれもドライバーとして現在活躍する方の平均年齢は上昇傾向にあり、人手不足が顕著化していることが問題視されています。

できるだけ若い世代にドライバーとして働きたいと希望してもらうことが必要ですが、いずれにしてもドライバーの希望などに合わせて長距離か短距離か選ぶこととなるでしょう。