運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送会社に勤務するトラックドライバーの種類

2022.07.08
分類:その他

車の運転が好きという理由でトラックドライバーを選んだ方や、一人でもくもくと仕事をするほうが楽に感じるという理由の方など、トラックドライバーになるきっかけは様々です。

運送会社のトラックドライバーとして働く場合、学歴などよりも運転するトラックの種類に合った免許を取得しているかが重視されます。

特に大型トラックのドライバーは高度な運転技術が求められるため、経験者であれば優先して採用される傾向が高いといえます。

ただ、最近では免許を取得していない未経験者の方でも、運送会社が免許取得をサポートするといったケースも増えています。

そこで、運送会社に勤務するトラックドライバーにはどのような種類があるのか、これから運送会社で働いてみたいという方に向けて紹介していきます。

トラックドライバーの2つの働き方

トラックドライバーにも、「地場ドライバー」と「長距離ドライバー」という2つの働き方があります。

それぞれ担当する仕事の内容や移動する距離によって分けられるため、その働き方について説明していきます。

拠点で配達を担当する「地場ドライバー」

地場ドライバーの場合、自らが拠点とする事業所や車庫などから50200km圏内で配達を担当します。

さらに地場ドライバーには、毎日同じ配達先を回る定期便などや、同じ荷主から受けた異なる配達先に届ける専属便、いろいろな荷主の荷物を運ぶフリー便など種類がいくつかあります。

遠い場所まで配達を行う「長距離ドライバー」

長距離ドライバーの場合には、中距離も含め片道300kmを超える距離を配達します。

トラック1台の金額で契約を結び、荷物量や距離を考慮して運賃契約を結ぶチャーター便や、地場ドライバーの種類の1つである定期便など種類はいろいろです。

 

トラックドライバーに向いている人材の特徴

トラックドライバーは1日の大半をトラック内で過ごすことになるため、車の運転が好きな方には向いています。

運転技術に自信がある方や、技術を向上させる意欲の高い方であれば、より向いているといえるでしょう。

なお、長距離ドライバーは拘束時間が長くなるため、日本全国トラックで走ってみたい方には最適な仕事といえます。

 

トラックドライバーになるために必要なこと

トラックドライバーになるためには運転免許が必要であり、たとえば普通免許を取得していれば車両総重量が5tまでのトラックを運転できます。

中型トラックドライバーになるためには、普通免許取得から2年以上経過した方が取得できる中型免許が必要となりますが、車両総重量が7.5t以上11t未満のトラックの運転が可能となります。

大型トラックドライバーは大型免許が必要ですが、この場合、21歳以上で普通免許取得3年以上経っていなければとれません。

ただし取得すれば、車両総重量が11t以上のトラックを運転することができます。

18歳以上なら「準中型免許」を取得できますが、車両総重量が3.5t以上7.5t未満のトラックの運転が可能となります。