商品発送の際に内容品を保護し、保管や運搬しやすくするために使われるのが「梱包資材」です。
運送現場で欠かせない梱包資材ですが、ダンボールや緩衝材など種類はいくつあり、数量単位で梱包すれば管理もよりスムーズになるといえるでしょう。
そこで、梱包資材を使用する目的や重要性、運送現場で使われることの多い種類とそれぞれのメリット・デメリットについて簡単に解説していきます。梱包資材を使用する目的は、運搬する商品を保護することです。
商品ごとに特徴などは異なるため、保護する目的や運送・保管方法などで用いる梱包資材・包装資材は異なります。
日本工業規格(JIS)によると、
・包装貨物の外部の外装…ダンボール・木箱など
・包装貨物の内部の内装…エアパッキン・発砲スチロール・紙など緩衝材
・個装…物品それぞれの包装
の3つに分類しているようです。
梱包は荷造りをすることを意味し、商品運搬の際に保護をすることや荷物をまとめるといった理由で行われます。
包装はそれぞれの物を包んで商品を保護する以外にも、見た目を美しくラッピングする目的でも行われるといった違いがあります。
梱包資材は、使用されている材質・形状・用途によりいくつかの種類に分けることができます。
運送現場で特に使用されることが多い梱包資材は次の3つです。
・ダンボール箱
・緩衝材
・封緘材
それぞれのメリット・デメリットも踏まえて説明します。
梱包資材のうち、一般的で運搬に必要不可欠といえる梱包資材で、内容物をしっかりと保護します。
メリットは形状・サイズ・材質には様々な種類があることで、環境にやさしいことやたたんで保管できることもメリットです。
ただし内容物によって緩衝材と併用することが必要となるためコストがかかることや、虫が混入しやすく水濡れに弱いといったデメリットもあります。
緩衝材として一般的なのがエアーパッキンです。
商品を包み保護するために使用されますが、ダンボール箱にできた隙間を埋めるために使われることもあります。
ミラーマット・クラフト紙・エアー緩衝材・発泡緩衝材など種類が豊富であることがメリットで、様々な用途に使用できます。
ただし商品によってかさばってしまい、保管場所に困ることや廃棄負担などはデメリットといえます。
ダンボール箱を組み立てるときのテープで、透明のOPPテープやクラフトテープ、布テープ、養生テープなど種類はいろいろあります。
他にもPPバンドやストレッチフィルムなども封緘材に含まれます。
耐久性・粘着力・伸縮性など用途に合わせて選択できます。