福岡運輸が行っているアートトラック・プロジェクトをご存じでしょうか。
アートトラック・プロジェクトとは、トラック物流会社しか行うことができない持続可能なCSR活動として2013年から実施している計画で、障がいがありながらも素晴らしい才能を持つアーティストたちの作品を購入し、トラックの側面と後部に描きアーティストの自立を応援しています。
2019年10月15日には、新しいアートトラックが完成しお披露目がされたのですが今回の車輛は4台目となりました。
障がいを持つ方に対する支援はいろいろありますが、その中でもこのアートトラック・プロジェクトは豊かな感性を持った方が生み出す描写と色彩がそのままトラックに表現される計画です。
中には素晴らしい表現力や才能を持ちながら、障がいを持っていることにコンプレックスを抱き劣等感にさいなまれている方もいるかもしれません。しかしこのプロジェクトは、そのようなコンプレックスを一気に払しょくできる力があります。
実際にトラックに描かれた絵を見た方からは、きれいな色合いのアートトラックにとてもあたたかな気持ちになれたという言葉や、癒された、感動したという声が多くあがっているようです。
健常者も障がい者も関係ない、素敵だと思えるものがそこに表現されるという計画に心を打たれる方も少なくありません。トラック物流会社でしかできない、だからこそできる活動であるといえるでしょう。
トラックを使ったアートなイベントは他にもいろいろありますが、物流企業が主体となり、社会貢献も含めて行うこのようなプロジェクトは福岡運輸だけといえます。
様々なエリアでトラックを見かけた方が、誰が書いた絵だろう?運送関係のトラックなのにかわいい!と思わず目を奪われれば、物流企業の宣伝にもなりますしアーティストにデザインやイラストの依頼が入る可能性も出てくるでしょう。
様々な可能性を秘めたプロジェクトであり、多くの方に物流企業のことやアーティストのことを知ってもらうきっかけとなります。
今、物流・運送業界は人手が足りていない状況であるといわれていますが、このような活動で魅力を感じた方が、自分も物流関係や運送関係の現場で働き、社会貢献も行いたいと感じてもらえるきっかけになるかもしれません。
今後もこのプロジェクトを継続してほしいと願うところですし、他社でも広まるとよい活動といえるでしょう。