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個人事業主が運送業を始める方法は?必要な届出や許可・メリットとデメリットを紹介

2024.08.10
分類:その他

個人事業主でも運送業を始めることはできます。

 ただし始める上で、必要な届出や許可があるため事前に確認が必要です。

 会社を設立して運送業をスタートするときと違って、個人事業主だからこそといえるメリットやデメリットもあります。

 そこで、個人事業主が運送業を始める方法や、必要な届出や許可、メリットとデメリットを紹介します。

個人事業主の運送業の始め方

 個人事業主も、運送業を始めることはできます。

 実際、ECサイトを使ったショッピングやウーバーイーツなどの出前などの利用は拡大し続けているため、個人事業主として運送業を始める人は増えています。

 特に多いのが請負の委託ドライバーを希望するケースで、貨物運送会社や荷主から業務委託として配送を請け負うドライバーです。

  

運送業を始める上で必要な届出・許可

 個人事業主が運送業を始めるときには、運輸支局に申請後、許可を取得することが必要です。

 運輸支局の許可取得においては、一定条件を満たさなければならないため注意しましょう。

 運送業の許可申請には、以下の2種類があります。

 ・一般貨物自動車運送事業

・貨物軽自動車運送事業

 一般貨物運送業は、普通トラックを使って荷主の荷物を運送する事業です。

 軽トラック以外の事業用自動車5両以上、かつ運行管理資格者・整備管理者の1名以上が必要になるなど、開業までに満たさなければならない要件はいろいろあります。

 申請書の提出後も法令試験を受験し合格しなければならず、運輸局で行われる内容審査にも通ることが必要となるため、許可取得まで1216週間程度かかるなどハードルが高めです。

 しかし軽貨物運送業は、軽トラックで荷主の荷物を運送する事業であり、車両は1両以上から始めることができるためハードルは高くありません。

 

個人で運送業を始めるメリット・デメリット

 個人と法人のどちらで運送業をスタートする場合でも、それぞれメリットやデメリットはあります。

 個人事業主のメリットは、会社設立にかかる費用が不要であることです。

 しかし法人よりも社会的信用が低いため、仕事を請け負いにくくなる可能性はあります。

 そのためまずは個人で運送業をスタートし、その後、仕事に慣れてきた後などに法人化する方法などをおすすめします。

 ただし個人から法人化する場合には、運送業許可の譲渡・譲受認可が必要になり、法令試験を再度受験しなければなりません。

 以上を踏まえて、個人と法人のどちらで運送業をスタートするべきか判断するとよいでしょう。