ダンボールとは、波形に成形した中しんの、片面または両面へライナーを貼り合せた箱です。
紙を圧着して作られているため、厚みがあることが特徴であり、運送においては商品を守る梱包資材に使用されます。
ダンボールにはいろいろな種類があるため、どれを使うのか適切な選び方をすることが必要です。
材質などによる違いや種類を理解しておくと、より送付物を安全・確実に配送できます。
そこで、ダンボールについて、運送会社で使用する箱の材質や種類を簡単に紹介します。
「ダンボール」とは、ライナーと呼ばれる表・裏の紙で中芯(波状の紙)を挟んだ3枚構造の紙です。
3枚の材質を変えて強度を変化させることができますが、中芯は規格で波の高さなどが決まっていることが特徴です。
ただし厚さがあれば強く、薄ければ価格が安いわけではないため、ダンボール箱を選ぶときは内容物や用途に合った厚さや材質か確認しましょう。
ダンボールの材質は、表と裏で使用するD4・C5・C6・K5・K6・K7の材質があります。
一般的な材質はC5ですが、より強度が必要ならK5や、さらに上ランクのK6などを使うと強さを高めることができます。
ダンボールにも種類がいろいろありますが、波の高さであるフルートで以下のとおり種類が分かれます。
・Aフルート…一般的な厚さのダンボールであり、引っ越しや運搬などで多く使用される
・Bフルート…軽量物や小型宅配用の箱に使用される
・Cフルート…段目が密になっており、薄くても強度がある
・Eフルート…細かい波で段目が目立たず、パッケージやギフトBOXに適している
・Fフルート…段目が細かく平骨度が高いため、メール便用に適している
・Gフルート…オフセット印刷機でダイレクト印刷できる
・Wフルート…5枚構成の段ボールで、重量物用や海外発送用に適している
・2層AA段…5ミリを2層にしたダンボールで、手ではつぶせないほどの硬さがあるため通い箱などに適している
・3層AAA段…パレットなどに応用できるダンボールで、一般段ボールとの比較で6~10倍位の強度を発揮する
・厚紙…ダンボールとの違いは段目がないことであり、独特のしなりや曲りを出せるといった特徴がある
・プラスチックダンボール…水に強く耐久性も優れており、厚さ・強度・色も様々であるため、通い箱や保管箱に適している