運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業の業務とは?内容や必要な資格の種類を簡単に紹介

2024.10.10
分類:その他

運送業の主な業務は、個人や法人から運賃を受け取り、指定された目的地まで荷物を運ぶことです。

大切な荷物を預かり、安全に保管して指定された場所まで運ぶために、取得しておくべき資格などもあります。

そこで、運送業の業務について、内容や必要な資格の種類を簡単に紹介します。 

運送業とは

 「運送業」とは、個人や法人などから運賃を受け取り、指定された目的地へ荷物を届ける事業です。

 貨物自動車運送事業法に基づき、国土交通省の許可を受けた会社だけが運送業として営業できます。

 自社製造の商品をトラックで加工先や得意先まで運ぶときは、運送業許可を取得する必要はありません。

  

運送業の業務

 運送業の業務は、指定されたエリア内の個人宅や法人へ荷物を運ぶことや、集荷・荷積・荷卸し・伝票作成などの業務を行うなど色々あります。

 運ぶ荷物や届け先によって運搬方法は変わってくるため、ニーズに合った輸送手段を選ぶことや、運送ルート計画を立てることなどが必要です。

 企業によって、宅配やルート配送のときに顧客や近隣に対するセールスを担当するケースもあります。

 

運送業の業務で必要な資格

 運送業の業務で、必要となる資格には以下の種類があります。

 ・自動車運転免許

・運行管理者資格

・整備士資格

・危険物取扱者

 

それぞれ説明します。

 

 自動車運転免許

 トラックを運転するには、自動車運転免許が必要です。

 大型・中型・大型特殊・けん引などの免許が必要になりますが、トラックの総重量や最大積載量により、取得が必要な免許は異なります。

 運送・物流業では大きな貨物を輸送することも多いため、大型免許も取得しておくとよいでしょう。

  

運行管理者資格

運行管理者資格とは、公益財団法人運行管理者センターの実施する試験に合格すると取得できる資格です。

年に2回試験が行われ、自動車運送事業における1年以上の実務経験を有している方か、運行管理者基礎講習を受講している方であれば受験できます。

トラックやバスなどの事業用自動車を安全運行できるように、管理・監督を行うための国家資格です。

 

整備士資格

整備士資格は、自動車整備士として働く上で必要な国家資格です。

運送業開業に必要な資格であり、取得していない場合は2年以上の点検整備の経験が必要になります。

 

危険物取扱者

危険物取扱者は、消防法で定められた危険物管理を許可する国家資格です。

 消防法では、ガソリン・石油類・金属粉など、火災の危険性の高い燃焼物が危険物に指定されています。