運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

陸送とは?輸送の違いや種類・メリットとデメリットを簡単に紹介

2024.11.06
分類:その他

陸を使った輸送を陸送といいますが、輸送という言葉を使うこともあるため、具体的な違いがわからないという方も少なくありません。

 また、陸送と一言であらわすことが多いものの、実際には種類がいくつかあります。

 そこで、陸送について、輸送との違いや種類、メリットとデメリットを簡単に紹介します。

陸送とは

 「陸送」とは、陸上を輸送することです。

 陸地を自走したりキャリアカーに車両を積んで運んだりすることといえます。

 主に自動車を積載車に乗せて輸送するサービスを指す言葉であり、離れた県などで購入した自動車をキャリアカーなどに載せて、納車のために運んでもらいます。

 なお、販売店と購入者では、陸運局の管轄が異なることはあります。

  

輸送とは

 「輸送」とは、別の場所に物や人を移し運ぶことです。

 手段は限定せず、トラック・飛行機・船などで人や物を運びます。

 

 陸送と輸送の違い

 陸送とは積載車であるキャリアカーなどの専用車両などで陸地を移動し、人やモノを運ぶことです。

 対する輸送は、飛行機や船便なども利用し、人やモノを運ぶことを意味します。

 

 陸送の種類

 陸送の「種類」を大きく分けると以下の2つです。

 ・積載車での陸送

・自走での輸送

 陸送とは陸地のみで運ぶことであり、自動車を積載車に乗せて輸送することもあれば、自走することも含まれます。

 そのため陸送が利用されるのは、たとえば以下の場面です。

 ・車の購入時の自動車運搬

・事故車や車検切れの車両の輸送

・引っ越しによる車両の同時輸送

・個人売買による車両の輸送

  

陸送のメリット

 陸送の「メリット」は以下のとおりです。

 主にキャリアカーで自動車を積んで運ぶ、または自走で行う輸送方法に関するメリットを紹介します。

 ・出発地から目的地までドアtoドアで完結する

・現地の状況に対応しやすい

・到着の日時を予想しやすい

・急ぎや緊急でも対応しやすい

 また、陸送業者であれば、車検切れの車両や、整備不十分な車でも輸送できることがメリットといえます。

  

陸送のデメリット

 陸送の「デメリット」は以下のとおりです。

 ・距離に比例して料金が高額になりやすい

・時間指定できない場合がある

・輸送期間が長くなるときもある

・車検に通らない車は輸送拒否されることもある

 陸送は時間的に早く運べる可能性はあるものの、その分、割高になると考えられます。

 ただ急ぎや緊急では陸送を選ぶほうが安心です。