アートトラックとは、派手な装飾を施した貨物自動車のことです。
デコトラと呼ばれることもあり、サイズも軽トラックから大型トラックまでいろいろあります。
ステンレス製の装飾部品や、マーカーランプなどの電飾装備などを使った装飾が特徴ですが、もともとは塩害防止を目的にヘアライン加工したステンレス鋼板を取り付けたことが始まりとされています。
そこで、アートトラックについて、デコトラとの違いや貨物自動車の装飾の特徴を紹介します。
アートトラックと、デコトラはどちらも特殊装飾をしたトラックのことで、意味は同じです。
派手な装飾が施された貨物自動車のことを指しています。
なお、デコトラはデコレーショントラックの略称といえますが、青島文化教材社の登録商標のため、アートトラックと呼んだほうがよいといえます。
アートトラックの特徴は、派手な装備や見た目です。
具体的な特徴について、以下の3つに分けて説明します。
・外装
・塗装
・内装
外装
アートトラックの外装として、以下が挙げられます。
・フロントバンパー
・フロントデッキ
・サイドミラー
・前出しバンパー
・ダブルバンパー
・キャデラックバンパー
・サイドバンパー
・リアバンパー
・電飾・行灯・電源
など
迫力のある外装は、フロントバンパーやフロントデッキに力を入れることが多いようです。
なお、行灯の組み込みや可動タイプの装備、点灯する電飾の数が多いほど、バッテリーは電力不足になりやすいといえます。
塗装
アートトラックの塗装として、以下が挙げられます。
・ソリッド塗料
・マイカ
・パール
・メタリック
・ラメ入り
・マジョーラ
など
なお、描かれる絵のテーマとして、以下が多いといえます。
・動物(竜・虎・鷹・鷲・魚・恐竜・犬・猫など)
・植物(桜・菊・牡丹など)
・人物(歴史上人物・芸能人など)
・自然の風景(山・海・空・都市など)
・歌舞伎
・縁起物(日の出・七福神・観音菩薩・富士山など)
・アニメキャラクター
内装
アートトラックは、外装や塗装だけでなく、内装にこだわる方も少なくありません。
内装の装備に力を入れる部分として、以下が挙げられます。
・シフトノブ
・天井張り
・壁
・ダッシュボード
・シートカバー
・カーオーディオ
・室内灯
・ハンドルカバー
また、カーテンを付けたり荷台部分をカスタムしたりといったケースも見られます。