法人保険ラボ

運送会社の利用客の種類

 運送会社の利用客は、法人・個人・行政・特殊顧客など種類があります。

 利用客ごとのニーズに応じたサービスを設計し、配送体制を整えて、顧客満足度を向上すると同時に企業競争力強化を図ることが必要といえるでしょう。

 そこで、運送会社における以下の利用客について、特徴やニーズをそれぞれ説明します。

 ・法人顧客

・個人顧客

・行政

・特殊顧客

法人顧客

法人顧客には、以下の取引先があります。

・メーカー

・通販会社

・小売チェーン

・倉庫業者

など

企業間取引で荷物の発送・配送を行いますが、定期的に大量の荷物を発送するため、配送のスケジュールや効率は厳密な管理が必要です。

迅速で確実な配送と物流コスト削減、トラブルにおける柔軟な対処などのニーズに対応できるようにしましょう。

個人顧客

個人顧客は、主に一般消費者のことです。

インターネットを使った通販などで購入した荷物や、個人間の宅配便利用を目的に利用することが増えています。

法人よりも利用頻度は低いですが、配送時間帯の指定や追跡の利便性などのニーズに対応しなければならず、確実な配達だけでなく利便性の高いサービスを提供することが必要です。

行政

官公庁や自治体などの行政も利用客に含まれます。

書類や物品などの配送や、公共事業資材の輸送などが依頼の対象であるため、正確・安全に運ばなければなりません。

期限遵守と法令・規則の順守、効率的な配送などのニーズに対応できる体制を整備しましょう。

特殊顧客

特殊顧客とは、たとえば医療機器・化学薬品・宝飾品・芸術品などの特殊な取り扱いを必要とする荷物を扱う顧客です。

品質保持を重視し、価値の高い商品の運搬を依頼するケースが多いため、安全性・温度湿度管理の徹底・損傷防止などのニーズに応えなければなりません。

そのため、運搬や取り扱いにおいては専門的な知識が必要であり、特別な設備なども導入することが必要となります。