
グローバリズムとは、国境を越えてヒト・モノ・カネ・情報が自由に移動できる社会的な価値観です。
規制をなくした自由な貿易や、世界の一体化を望む考え方ですが、運送会社はグローバリズムの中で社会をつなぐ実動部隊として欠かせません。
日本の運送会社は、国内輸送の枠を飛び越えた国際的な複合輸送の主役に進化しつつあります。
そこで、グローバリズムについて、国際物流を支える運送会社の役割を解説します。
グローバリズムとは、国と国の垣根を取り払って、1つの共同体や単一市場とみなす考え方です。
世界規模で、モノ・カネ・ヒト・情報を自由に移動させる社会を目指して、自由貿易や多国籍企業活動などを通じた世界一体化を推進する思想といえます。
グローバリズムにおいて、運送会社は世界各地の工場や市場をつなぐインフラです。
運送会社は、国際物流を支える上で以下の役割を担います。
・陸・海・空の輸送手段で国境を越えたドア・ツー・ドアによる荷物の配送
・輸出入の通関手続や国ごとの法規制への対応を一元管理
・主要国や地域に物流センターを配置することによる現地での迅速な配送網の構築
グローバル物流を最適化する最先端技術とは、世界規模でモノやヒトを安全・迅速に移動させるための技術です。
運送会社でも、以下の高度なデジタル技術を導入し、グローバル物流の最適化を図っています。
・RFIDやGPSの活用による荷物のリアルタイムでの可視化
・AIの各国港湾状況や天候データ解析による輸送ルート選定と最適化
・国境を意識させない配送と多言語に対応するカスタマーサポート整備
運送会社では、グローバリズムが進む中、世界の政情不安や地政学リスクの不確実性に対応する戦略が重要といえます。
戦略として、以下の管理や対応を行っています。
・輸送ルートの多重化(運河や空路が封鎖された場合に備えた代替ルートの常時確保等)
・経済ブロック化への対応(特定地域間での関税変更や貿易摩擦に対する物流網の組み替え等)
・生産拠点回帰の支援(消費地に近い地域への工場移転に対する物流の提案)
運送会社では、世界的な環境規制(ESG)の強化と、グリーン物流へ転換することが求められています。
グリーン物流への転換においては、グローバル社会で脱炭素への意識や要求が高まっているため、国際的な排出量可視化への対応などが求められます。
海外の環境基準に適合するEVトラックやバイオ燃料車両の世界的運用なども検討しましょう。