運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

無人で搬送!物流課題を解決する物流ロボットとは?

2020.05.23
分類:その他

物流が抱える課題を解決するために、物流ロボットで労働力を増やすことや、作業の効率を改善させることが検討されています。

では具体的に物流ロボットにはどのようなものがあるのか、物流の基本的な活動である輸送・保管・荷役・包装・流通加工・情報という活動において、どんな働きを見せてくれるのか気になるところでしょう。

人手不足が叫ばれる物流業界の悩みを解決してくれるはずですので、様々な種類の物流ロボットについてご紹介します。

Amazonの自律移動搬送ロボット

大手ECサイトであるAmazonの倉庫では、走行する棚を持ち上げながら走行するロボットが活躍しています。

無数に存在するラックまでロボットが走行し、棚ごと持ち運ぶこと実現させた最初の企業がAmazonです。自社でのロボット開発を継続的に続けています。

 

GreyOrange社の「バトラー」

ロボットベンチャー企業であるGreyOrange社が開発したのがバトラーという物流ロボットで、す。

Amazonの倉庫で使われているロボットと同じように棚を運ぶことができますので、作業者が歩行負担を抱えずピッキング作業することができます。

さらに付帯する専用のラックにピッキングステーション、リフトなども提供しています。

 

AI搭載の自律搬送ロボット「GeeKピッキングシステム」

同じくロボットが棚・パレットを搬送するため、人が歩かずピッキングできるのがGeekピッキングシステムの特徴です。中国のロボットメーカーであり、AI物流ロボットのプロ集団が開発しました。

ピッキングスタッフは商品を仕分けステーション画面に従って指定された出荷ボックスに入れるだけという、作業の効率を上げ人件費削減を成功させるシステムといえます。

 

自律移動型搬送ロボット「OTTO

カナダのロボットメーカーClearpath社はカナダのウォータールー大学の卒業生が設立した自動走行ロボットの設計・開発を行う会社です。

そこで開発された自律移動型搬送ロボットがOTTOであり、パレット、コンベア、リフターなど拡張機能を備えており、最大1.5トンの荷物の運搬を可能とします。

 

物流支援ロボット「CarriRo

ヒトとモノの移動を便利にするロボットの販売を行っている株式会社ZMP。無人搬送機などのように人手不足の対策として、追従機能)や自律移動機能により物流の効率化や省人化に貢献しています。

CarriRo自律移動モデルは、手押し台車にモーターアシスト機能・追従機能・自律移動機能が搭載されています。

地面にマーカーを張り付ければ、大きく設備変更することなく活用できるもの魅力といえます。