物流業者などが事業展開していくためには設備投資が必要ですが、そのためにも適正な利益配分を行うことが必要です。
剰余金など株主への配当は、利益水準や配当性向など勘案した上で、安定した配当を維持することが求められるでしょう。
配当金は株主に分配される現金配当のことで、株主は持ち株数(出資比率)に応じた利益の還元を受ける利益配当請求権があります。
会社の利益によって配当金の有無や増減が決まりますが、年1回の本決算や中間決算も入れ、年2度に渡り配当金を支払う会社が多いといえます。利益が発生していても配当金は支払わないこともありますし、利益が出ていなくても支払われる場合もあります。
配当金の支払いなどについては、中間配当は取締役会、期末配当は株主総会が決定機関として取り決めることとなります。
3月末決算の法人が多いですが、2~3か月後に配当金が支払われることとなるでしょう。配当金の受け取り方もいろいろで、企業から発送された配当金領収書を銀行や郵便局に持参して受け取る方法もあれば、証券口座で受け取る方法もあります。
運輸・物流業界で現在、高配当と呼ばれる法人はどこなのでしょう。
2020年5月の段階で確認できる内容をご紹介しますが、あくまでも目安程度にして最新情報を確認するようにしてください。
1サンリツ(9366)
配当利回り:4.66% 市場:東証一部 業種17:運輸・物流 業種33:倉庫・運輸関連業 決算期末:3月末
2ゼロ(9028)
配当利回り:3.84% 市場:東証二部業種17:運輸・物流 業種33:陸運業 決算期末:6月末
3東洋埠頭(9351)
配当利回り:3.71% 市場:東証一部 業種17:運輸・物流 業種33:倉庫・運輸関連業決算期末:3月末
4キムラユニティー(9368)
配当利回り:3.65% 市場:東証一部 業種17:運輸・物流 業種33:倉庫・運輸関連業決算期末:3月末
5住友倉庫(9303)
配当利回り:3.58% 市場:東証一部 業種17:運輸・物流 業種33:倉庫・運輸関連業 決算期末:3月末
6飯野海運(9119 )
配当利回り:3.51% 市場:東証一部 業種17:運輸・物流 業種33:海運業 決算期末:3月末
7丸運(9067)
配当利回り:3.35% 市場:東証一部 業種17:運輸・物流 業種33:陸運業 決算期末:3月末
8内外トランスライン(9384)
配当利回り:3.28% 市場:東証一部 業種17:運輸・物流 業種33:倉庫・運輸関連業 決算期末:12月末
9南総通運(9034)
配当利回り:3.13% 市場:東証JQ 業種17:運輸・物流 業種33: 陸運業 決算期末:3月末
10タカセ(9087)
配当利回り:3.13% 市場:東証JQ 業種17:運輸・物流 業種33: 陸運業 決算期末:3月末