運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

物流業界で安定収入を求めるのならまずは業界の特徴と職種の種類を知ること

2020.11.02
分類:その他

インターネット通販などのニーズが拡大し、物流の仕組みは今では人々の生活に欠かすことのできないものとなりました。

新型コロナウイルスの影響でより物流の重要性は明確になったといえますが、いろいろな業態で預かった荷物を管理・運搬することは企業が経営を続ける上でも必要なことです。

その物流業界は、人材不足という大きな課題を抱えていますが、労働負担が重く賃金が見合わないといったネガティブなイメージが強いことが要因の1つです。しかし本当に、物流業界は安定収入を得ることはできない業種なのでしょうか。

物流業界で安定収入を求める方は少なくありませんが、具体的に物流業界とはどのような業務を担うのか、職種としてどのような種類があるのか把握しておきましょう。

物流業界ではそもそもどのような業務を行うのか

物流業界にも業務内容や形態は様々であり、一部事業においてはトラックだけでなく鉄道や航空業界なども関係することになります。

人や物の流れを管理し運搬するという部分では、物流業界のどの形態においても共通しています。

物流業界の主な運搬経路は、自動車や鉄道などの陸運、船を用いた海運、飛行機を使う空運という3種類であり、特に生活に馴染みが深いのは陸運です。

その中で運搬する商品や荷物を管理・保管する倉庫業を運営するのも物流業界の業務の1つであり、物流全体の動きを管理していくことが求められます。

物流業界の有名企業として挙げられるのは、ヤマトロジスティクスに三井倉庫ホールディングス、そしてアマゾンジャパン・ロジスティクスなどが挙げられます。

 

物流業界で働く職種の種類とそれぞれの業務内容

物流業界の職種には、物流管理職・情報管理職・物流コンサルタントなどがあります。

その中で最も重要なのが物流管理職であり、倉庫管理を行うだけでなくそれぞれの倉庫や物流センターに保管されている商品の入出庫なども適切に確認することが必要です。倉庫に保管されている在庫を調整することも必要になりますし、流通加工なども関係する職種といえます。

情報管理職は商品物流の受発注に配送・出荷の指示といった、物流の過程で発生する情報を管理することを業務としています。配送指示や倉庫内の在庫・伝票管理など、基本的な物流業務に関係する業務を担うことになります。

そして物流コンサルタントとは、物流システム自体に関係することになることが特徴で、物流現場のモノの流れを改善させること、不要な在庫を削減させるといった経営に携わる仕事です。新たな物流センターを設置することや、システム開発などにも関係することがあります。