物流会社の中でもっとも働きやすい企業として挙げられたのは？
企業の口コミや給与明細情報を掲載しているウェブサイト「キャリコネ」が2018年8月に公表した物流・倉庫業界を対象とした「働きやすい企業ランキング」。その中で1位になったのは三菱倉庫、続いて三井倉庫、住友倉庫という順番でした。
いずれも財閥系の老舗倉庫会社が上位に名を連ねる結果となっていますが、実際に勤務している方たちが働きやすいと感じる理由はどこにあるのでしょう。
三菱倉庫とはどのような企業？
「キャリコネ」とは、東京都港区にあるグローバルウェイ社が運営している企業の口コミサイトで、そのサイトを利用している方に労働時間・やりがい・休日・給与・ストレス・ホワイト度という6つの項目を評価し総合評価として平均点をまとめたものが今回の調査の結果としています。
その中でもっとも総合評価の高かった物流・倉庫会社として挙げられたのが三菱倉庫ですが、創業は1887年という老舗企業であることが特徴です。
社員の健康を増進させるためにセミナーを実施することや、メンタルヘルスケアにも取り組むなどを行っている企業としても知られています。
そして夫婦共働きやふとり親家庭の方でも安心して勤務できるように、仕事と家庭を両立させるための制度も導入していることが働きやすいと感じられた理由といえます。
たとえば子どもが2歳になるまでは育児休業制度が利用できますし、勤務時間は最大2時間まで短縮することを可能とする短時間勤務制度なども設けられています。
特に労働時間・給与・ホワイト度・やりがいという4つの項目が高得点だったのは、このような社員が安心して仕事を続けることのできる制度を導入していることにあると考えられます。
若い世代でも十分やりがいを感じることができる
他にも三菱倉庫では、比較的年齢が若いころに大口の顧客を担当することもできるなど、様々な経験が早期から可能であることも魅力に感じられる理由となっています。
さらにやりたいことや目標など、将来に向けたビジョンが明確であればある程度は自由に働かせてもらうことができるのも、様々なことにチャレンジしたいと考える方にとってやりがいにつながっているのでしょう。
それに加えて旧財閥ということもあり、福利厚生面が充実しているためワークライフバランスを重視したい方にも働きやすい職場と感じられるようです。
物流業はマニアックな部分もある反面、自分の性格に合うと感じる方には面白さのある仕事として続けることができるのでしょう。
