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物流会社が求職者の職務経歴で確認しておきたいポイントとは?

2021.03.07
分類:その他
物流会社が人手を求め募集を出したところ、求職者から履歴書と職務経歴書が届いたとします。そのとき、求職者から送られた職務経歴書のどの部分を主にチェックしていけばよいのでしょう。

職務経歴書とは?

職務経歴書とは応募者の業務経験やスキルなどが記載された書類であり、書類選考の上でも求める能力を持っている人材なのか判断する材料として使われます。

これまでにどのような仕事に携わってきたのか、習得した技能や積み上げた経験などを確認できる書類であり、就職後にそれらのスキルを活かすことができるか評価するためのものです。

 

物流会社が求職者に求める資格

物流業務は企業や現場により仕事の種類は異なりますが、一般的には次の資格などを保有している方などが有利と考えられます。

フォークリフト運転技能

最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転では必要となる資格であり、物流倉庫の中で業務を行う職種の求人では保有しておいてほしい能力といえます。

危険物取扱者

薬品やガソリンなどを保管・管理・運搬する業務の求人では保有しておいてほしい資格です。

消防設備士

大量の商品や製品などを保管している物流倉庫の場合、火災に備える上でも防火設備点検や整備を行う消防設備士は求められる資格の1つです。

通関士

海外と取引を行う物流企業などの場合、輸出入を行う際には通関手続きが必要となるため、通関士の資格を保有している人材を獲得しておきたいところでしょう。

運行管理者

トラックなどのドライバーを管理する上で必要となる資格であり、シフト作成や健康確認など、安全に運行できるような管理を行う人材に必要な資格です。

その他求められる能力

他にも大型トラックのドライバーであれば大型自動車免許、経理事務担当者なら簿記検定、倉庫管理者なら倉庫管理主任者などのように、求人募集された業務に合わせて求めることとなる資格なども異なってきます。

 

職務経歴から物流に向いている人を判断するなら

物流業界の仕事といっても、企業や現場により業務内容は大きく変わってきます。運転を得意とする方ならドライバーがよいでしょうし、英語能力が高い方なら国際物流の現場で活躍できるはずです。

一般的には、どの現場でも論理的思考力・コミュニケーション能力・分析能力などが求められることとなります。

実績や成果を上げるため、どのような工夫をしてきたのか、業務を行う上で意識したことなどが記載されているかなど確認するようにしましょう。