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運送トラックのドライバーが運転することもあるフォークリフトとは?

2021.06.21
分類:その他

フォークリフトを扱う運送トラックのドライバーは、物流業界でも必要な人材とされています。

しかしこれまではドライバーが物流センターでの積み下ろし作業はドライバーが行っていましたが、安全面を確保するためにもドライバーに任せるのはやめようという動きも出ています。

ただ、物流ニーズの増加でますますフォーク作業は増えており、それに対応する人材が不足している状況といえるため、ドライバーもフォークリフトの運転ができたほうがよいといえます。

そこで、運送トラックのドライバーも運転することがあるフォークリフトとはどのような車両なのかご説明します。

フォークリフトとはどのような車両?

フォークリフトとは、トラックやラックなどからの荷下ろし・積み込みの他にも、収納や運搬などでも使用される産業車両のことです。

荷役の機能が備わっているだけでなく、小回りの利く旋回性能もあるため、物流倉庫や工場などでも様々な使われ方がされているといえます。

日本工業規格(JIS)では、フォークリフトとは動力を使ってフォークなどを昇降させる柱(マスト)を備えた荷役運搬機械としています。

貨物を運搬するときには車体の前方に備えられた2本のツメをパレットや貨物の下部に差し込んで、動力を使って持ち上げます。数百kgから数tといった重量の貨物を持ち上げた状態で走行することが可能であり、マスト部分を伸ばしてフォークを上昇させることで車体よりも高い位置に貨物を移動させることもできます。

 

フォークリフトにも種類がある

フォークリフトはJISの機能形式で分類されており、

・カウンタバランスフォークリフト…積載物との重量バランスを取るために車体の後方にカウンタウェイトが備わっているフォークリフト

・リーチフォークリフト…停車状態でマストやフォーク部を停車状態で前後に移動させるフォークリフト

・ストラドルフォークリフト…車体前方のリーチレグで安定性を保つフォークリフト

・サイドフォークリフト…フォーク・マストを車体側方に備えたフォークリフト

・オーダピッキングトラック…運転台と荷役装置部が移動するフォークリフト

さらに動力源形式も様々で、エンジンが搭載された内燃機関(エンジン)式のものは、ガソリン・ディーゼル・液化石油ガスなど使用される燃料も様々ですし、他にも電気モータの備わったバッテリー式などもあります。

エンジン式のフォークリフトの場合、燃料を補給することで稼働できる時間が制限せず、負荷の重い作業でも使いやすいといえます。

しかし騒音と排ガスなどの影響で、密閉した空間となる倉庫での作業には向きません。

バッテリー式のものであれば排ガスが排出されず作動音も静かなので、屋内外を問わず使用できますが電池残量が少なくなると稼働できなくなってしまいます。充電すれば利用可能でも、充電時間も長く負荷のかかる作業には向かないといえます。

これらの特徴を踏まえた上で、用いるフォークリフトの種類を十分に検討するべきといえるでしょう。