農業や災害の対応など、様々な場面でドローンが導入されるようになりましたが、物流・運送業界でも注目されるようになりました。
ドローンスクールなども開校されるなど、だんだんと身近な存在になりつつあるドローンですが、国内でドローン物流が実現すればこれまでよりさらにスピーディに荷物を届けることが可能となります。
ECサイトなどで通販を利用する人が増えたことにより、時間指定や再配達など労力だけでなく時間的なロスも起きています。
さらに年々増える物流量に対し、人員不足や慢性的な交通渋滞などで、スムーズに荷物を運ぶことができていません。
CO2排出量削減などもトラック輸送の課題といえますが、これらすべてをドローンなら解決できます。
日本ではドローン物流を2022年に実現させようと、各地で実証実験が行われています。
具体的には技術開発や環境整備を行い、過疎地から少しずつサービスを導入しているところです。
しかしドローンが抱える問題として、精密機器や重量のあるものは運べないといったことが挙げられます。
2022年にドローン物流を本格化させるため、だんだんと各地でもドローンを使った物流が導入されるようになりました。
その一例として、2021年4月時点で導入されているドローン物流についてご紹介します。
世界で初のドローンサービスとなったのが、楽天の「そら楽」です。
第一弾のプロジェクトとして、ゴルフ場にドローンをサービスとして提供していました。
コントローラを必要としないマルチコプター型ドローン「天空」を導入し、完全に自律し飛行するドローンを実現させることに成功しています。
専用ショッピングアプリを利用することで、自動で商品の重さを表示してくれ、さらに飛行中のドローン状態を確認することが可能となっていることが特徴です。
2020年、通販サービス大手アマゾンは航空運送業者として、米連邦航空局からドローン配送をスタートさせるために必要な許可を得ています。
ドローンは排気ガスを排出させないことや交通渋滞に関係なく配送が可能になるなど、いろいろなメリットがあるため、それを活用しまず企業間の医療品を輸送しました。
ただ、政府がドローン配送の規制を決めかねていたり安全性に問題があったりなど、本格的にドローンが配送に使われるのはまだ数年先と考えられます。
また、ドローンの実証実験により近隣住民から騒音や安全性の不安などでクレームが出たともいわれており、政府もドローン配送の規制を決めかねていたり安全性に問題があったりなど、本格的にドローンが配送に使われるのはまだ数年先と考えられます。