運送物流業情報ラボTransportation Logistics Information Lab

運送業を個人で立ち上げるのなら軽自動車を使ったほうがよい理由とは?

2019.11.20
分類:その他

独立や副業として運送業を営んでみたいと考えた場合、軽貨物車を使うことも可能です。

運送業を開業するにあたり、事業に使用する車両が必要です。ただ、トラックは値段も高いので、軽ワゴン車などを利用すれば費用も抑えることができます。

軽自動車を使った運送業は手軽に始めやすい

もし荷物を配送して運賃を受け取る運送業を始めようとするなら、国から認可を取得することが必要となります。

さらに貨物車を5台以上保有し、車両台数以上の常勤ドライバーも必要になってしまいます。車両台数が増えれば車を停めることができる駐車場も確保しなければなりませんし、勤務するドライバーの休憩所なども設置しなければならないなど、様々な要件をクリアしなければならないのです。

まだ多くの車両台数の保有や、人を雇用するまでには至らないという場合、軽自動車での運送業を始めるのなら、車両は1台、単独で開業することが認められています。

エリアごとに陸運局に届出を行い、黒ナンバーと呼ばれる営業ナンバーを取得すればよいので、副業として運送業を始めたいサラリーマンや、現在は専業主婦だけれど仕事を探しているという方でも、軽貨物の運送業の立ち上げは可能となります。

 

軽貨物の運送業で使用する車両

軽貨物の運送業で配送車両として用いるのは主に4ナンバーの軽ワゴン車となります。

たとえば軽貨物運送で用いられることが多い車種の1つである「スズキ エブリイ」であれば、新車でおおよそ100万円、中古なら50万円前後でそこそこの程度の車両を購入することが可能です。

軽貨物専門の運送会社から業務を委託してもらう形で引き受ければ、仕事も尽きることはないでしょう。現在、運送業界は人手不足の状態なので、仮に未経験で右も左もわからないという状態だとしても、しっかり一から指導やサポートしてくれる業者もあるので安心です。

 

軽貨物の運送業でどのくらい儲けることが可能?

宅配便業務を委託して行う配送業務の場合、荷物1つで150円程度が相場となります。

もし1100個、1か月20日間稼働した場合、月30万円の売上となりますが、委託で仕事を引き受けるのなら委託手数料が1520%かかり、さらにガソリンなどの燃料費用と車両のメンテナンス費用などを差し引いた金額が月の収入になると考えればよいでしょう。

自分の都合や事情に合わせて勤務日数を決めることができることから、仕事がなかなか見つからない専業主婦、そしてリタイアした後の方などが軽貨物ドライバーとして活躍することも増えているようです。