これまで異業種で働いていた方など、ドライバーとしての経歴がない未経験者が、新しく運送業界でドライバーとして転職したいと希望するとき、履歴書の志望動機にはどのように記載するべきか迷うこともあるようです。
しかし運送業のドライバーは、経験がなければつとまらないわけではありません。
そこで、ドライバーとして転職を希望する方の視点側から、どのように履歴書の志望動機を記載するべきかお伝えしていきます。
ドライバーとして働きたい理由は、
「車の運転が好き」
「トラックドライバーに対する憧れ」
などいろいろあるでしょう。
前向きな理由はそのまま志望動機として記載すればよいですが、
「人とのコミュニケーションが苦手なため」
「ほかに仕事がなかった」
など、運送業者側に不安を感じさせるような理由は避けたほうがよいといえます。
運送業者がインターネット上にホームページを公開している場合には、経営理念や経営者の思いなどを確認しておきましょう。
運送事業者が大切にしている考え方などで、共感できた部分を志望動機に入れることにより、よりその会社で働きたいという思いを伝えやすくなります。
無事故・無違反などの実績がある場合には、その期間とともに具体的に記載しておきましょう。
運送業者で働くドライバーは、日ごろから交通事故など起こすことのないよう、安全運転に努めることが必要です。
そのため、これまで事故を起こしたことがなく違反もない場合、安全・安心な運行ができる人物として認められやすくなるでしょう。
大事故を起こしてしまうと企業自体の信頼にも関わることになるため、安全運転ができることをアピールするのも方法の1つです。
自動車安全運転センターが発行している「無事故・無違反証明書」や「運転記録証明書」などを取得し、履歴書に添付しておくことで運転実績を客観的に証明することが可能となります。
参考:運転経歴に係る証明書|自動車安全運転センター
https://www.jsdc.or.jp/certificate/tabid/109/Default.aspx
ドライバーは確かに車内で一人の時間は長いですが、配達先で荷物を積み降ろし、顧客とコミュニケーションを取ることもあります。
そのため人とコミュニケーションを取る仕事をしていた方は、対人スキルなどがあると認められるため、ドライバーの仕事に活かすことができるでしょう。
異業種にいた場合でも、ドライバーとして活かせることを見つけて記載することが大切です。