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今でも大型免許のあるドライバーは運送業の花形として活躍できる?

2022.05.09
分類:その他

運送業界でドライバーとして働くことを希望するとき、やはり花形といえる大型免許を取得したドライバーにあこがれる方が多いようです。

大型免許の正式名称は「大型自動車第一種運転免許」ですが、トラックドライバーとして働くとき、取得しておくと大変有利といえます。

そこで、大型免許を取得しているドライバーは運送業の花形として今でも活躍できるのか、どのようなメリット・デメリットがあるのか紹介していきます。

大型免許を取得していれば大型車の運転が可能

大型車の定義は、

・車両総重量11トン以上

・最大積載量6.5トン以上

・乗車定員30人以上

という3つのいずれかに該当する車両です。

大型車を運転するためには大型免許を取得することが必要となりますが、運転できるようになればいろいろなメリットを得ることができます。

 

大型トラックドライバーのメリット

大型トラックの運転手は、通常のトラックドライバーと違って次のようなメリットを得ることができます。

収入が上がる

給料は経験年数や配送距離の長さに応じて変わってくるため、長距離を走ることが多い大型トラックのドライバーなら、通常のトラックドライバーよりも高い収入が期待できます。

需要が高いため仕事に困らない

若者の車離れなどが進み、人手不足に悩まされている運送業界ですが、特に大型トラックドライバーを必要としている業者が多いといえます。

煩わしい人間関係を避けることができる

荷受時や荷下ろしの際など、最低限の人とのコミュニケーションは必要ですが、ほとんどが車中で過ごすことになるため、煩わしい人間関係を避けることができます。

 

大型トラックドライバーとして働くデメリット

魅力の多い大型トラックのドライバーですが、長距離走ることが多いため、早朝・深夜の時間帯も仕事をすることになり、十分な睡眠などがとりにくくなる場合もあります。

また、長時間運転することになるため、エコノミー症候群のリスクや車の揺れによる疲れがたまりやすいといえるでしょう。

 

大型車のドライバーに求められること

一般的なトラックとちがい、かなり大きな車体のトラックを運転することになるため、安全運転を徹底し緊張感を保ちつつ運転することが求められます。

カーブを曲がるときのタイヤの内輪差や、ハンドルを切るタイミングなども小さなトラックとは異なります。

幅や高さもあるため死角が多く、もしも不注意で事故が起きれば車体が大きい分、大事故につながる可能性があると常に留意しておきましょう。